原文入力:2010-01-27午後11:18:07(1623字)
ハンナラ 大きくなる破裂音
シン・スングン記者,イ・ジョンエ記者
#場面1
27日昼ソウル,鍾路区,三清洞の総理公館。チョン・ウンチャン総理はハンナラ党大邱・慶北議員ら昼食会に招請した。政府の行政中心複合都市建設特別法全面修正案立法予告に合わせ、朴槿恵前ハンナラ党代表の本拠地を直接攻略しようとするものだった。
しかしホン・サドク,ユ・スンミン,ソ・サンギ,イ・ヘボン議員など親パク系議員の大多数は「私たちも総理も、皆説得される余地はない」(ユ・スンミン),「私が行かない理由は総理が一番よく知っている」(ソ・サンギ)として参加しなかった。「総理が準備した修正案は逆差別論難で国民的支持を受けられずにいる。税制恩恵など世宗市特典は市場経済原理にも合致しない。」(パク・ジョングン議員)「各地域の革新都市公団らは抜け殻だけが残るのではないか。」(ソン・ユンファン議員)。その上、昼食会場に姿を見せた親パク系議員たちですら決心したようにチョン総理に向かい苦言を浴びせた。
#場面2
この日午前ソウル,汝矣島のハンナラ党本部事務所 最高・重鎮連席会議。激論が交わされた。「巷間、我が党がこわれ分党されるという話がだいぶ広まっている。こういう不安な姿を見せるなら国民が我々のそばを離れるだろう。」(パク・ヒテ前代表)
「指導部の一角で修正案を強制的党論として採択しようとしているが絶対反対する。朴槿恵前代表がどんな公式討論にも参加せず疎通さえしないのは、民主主義原則に外れる。侮辱感を感じる。」(ナム・ギョンピル議員)
「難しい、騒々しいと言って、この問題を避けることはできない。政府法案に対し議論するのは政権与党の当然の責務だ。」(チャン・クァングン事務総長)
「これを公的な討論に付した場合、同じ家族どうし感情のわだかまりだけが残り、結論も出すことはできない。不幸な結果にならないと誰が保障できるか。」(ホ・テヨル最高委員)
政府が27日‘行政部署移転白紙化’を核心内容として立法予告した世宗市法全面修正案の前途が険しいことを予告する内容だ。ひとまずハンナラ党主流は‘修正案党論採択-本会議上程-4月表決’を目標にした。だが野党の反発とハンナラ党親パク陣営の抵抗が本格化し、修正案国会通過はもちろん党論採択さえ容易ではないと見える。民主党は自由先進党など他の野党と共にチョン・ウンチャン国務総理解任建議案を推進し、世宗市原住民たちの土地転売訴訟を支援する方案を検討している。
2月臨時国会を控え与党親パク系統の抵抗レベルもより一層高まっている。ユ・ジョンボク,イ・ジョンヒョン議員など親パク系議員らは「チョン総理を相手に行政非効率主張と企業移転の虚像を問い詰める」とし全面戦争を宣言した。論議を憂慮したアン・サンス院内代表は、イ・ジョンヒョン,チョ・ウォンジン議員など親パク議員らを政治分野対政府質問から外した。イ議員は「対政府質問を4回もしたる親李明博系統議員らは除かないのに、今まで2回しかしていない私を外したことは本当にとんでもないこと」と話した。
修正案が国会に提出されれば先ず越えなければならない国土海洋委の関門も容易でない。国土海洋委には野党議員10人とソン・グァンホ,ユ・ジョンボク,イ・ヘボン,ヒョン・ギファンなど親パク系議員たちが頑張っているためだ。ユ・ジョンボク議員は「29人の国土海洋委員中で修正案賛成は親イ系10人程度に過ぎない」とし「国土海洋委でも否決されるだろう」と話した。
シン・スングン,イ・ジョンエ記者skshin@hani.co.kr
原文: 訳J.S