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韓国与党大統領候補、「野党ユン候補の家族の不正、チョ・グクとは比較にならない」

登録:2021-11-24 02:53 修正:2021-11-24 08:57
「『チョ・グクの川』渡ったか」との問いに 
「過ちが確認されれば小さな塵にも責任を取るべき」
共に民主党の大統領候補イ・ジェミョン氏が23日午前、ソウル汝矣島の党本部で「デジタル大転換」公約発表のため会見場へと移動している=国会写真記者団//ハンギョレ新聞社

 共に民主党の大統領候補イ・ジェミョン氏が、子どもの入試不正と私募ファンド関連疑惑で裁判中のチョ・グク元法務部長官について「小さな塵であっても責任を取るべき」と述べた。

 イ候補は23日、YTNの番組「ニュースQ」とのインタビューで「チョ・グクの川をどのように渡るのか」との問いに対し「チョ・グクの川はすでに干上がっているではないか。それでも渡るべきなのか」とし「同じ行為に対する責任も、権限がある時はより大きく取らなければならない」とし、上のように述べた。先に民主党のチョ・ウンチョン議員がCBSの番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で、「結局、今回の大統領選挙のカギは、誰が中道層の心をつかむかだ。我々に与えられた課題の中で大きなものは、結局はチョ・グクの川を確実に渡ったのかというもの」と述べたことに答える格好となった。

 イ候補は「最終的な結論は司法的判断が残っているため留保しなければならないが、過ちが確認されれば当然責任を取らなければならない」と述べた。そして「国民の力のユン・ソクヨル候補の家族の不正容疑は、実際のところチョ元長官とは比較にならない」としつつも「(チョ元長官関連疑惑が)他の人に比べて軽微ではないかというのは、言い訳にならない。我々は政権勢力であるため、一般人よりも過酷な責任を受け入れざるを得ない」と述べた。続いて「残念なのは、私も起訴され裁判を受けた際、私は(魔女狩りの)『魔女』そのものだったという点では、行き過ぎだという同病相憐れむ気持ちを抱かざるを得ない」としつつも「権限が大きいだけに責任も大きい」と述べた。

 21日の緊急議員総会で選挙対策委員会の全権を移譲されたイ候補は、「人材を迎え入れることは容易ではない」と吐露した。イ候補は「できれば選対委組織をスリム化、スマート化、力量中心で、初当選か複数回当選かを問わず、現役か院外か外部関係者かを問わず、実力中心で再構成する準備をしている」と説明した。続いて「陣営を問わずに能力のある人を引き入れたいので、推薦や志願をしてほしい。門戸は開放してある。年齢は問わないという立場」と強調した。

 全国民災害支援金の追加支給構想の撤回については「現実的に野党も反対し、政府も難色を示しているため、この論争に時間を取られていては小商工人への支援拡大の可能性も失うと考え、政治的信念を捨て、実用的に今からでも厚い支援を可能にしようと考えて退いた」と説明した。イ候補は「経済的側面から(全国民災害支援金の追加支給構想が)受け入れられれば良いのだが、受け入れられていないため、できることからやろうということ」とし「私は実用主義者だ」と強調した。

 イ候補はユン候補について「(検察総長を)退任して政治活動を始める際に私は、『国政についてよく勉強してほしい』と述べた。ユン候補も『一生懸命勉強』すると言ったので、良い先生に付いて勉強してほしいと思った」とし「師匠を遠ざけ、シャーマンも遠ざけ(るべき)。なぜなら国の経営は客観的事実に基づいて合理的に判断しなければならないからであって、コインを投げて判断してはならない」と述べた。

チョ・ユニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1020508.html韓国語原文入力:2021-11-23 19:02
訳D.K

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