原文入力:2010-01-26午後11:47:16(920字)
南部地方裁判所 "批判機能 遂行" …市弁‘12億請求訴訟’棄却
チョン・ユギョン記者
<文化放送>(MBC)‘PD手帳’製作陣が刑事裁判に続き民事訴訟でも勝訴した。
ソウル南部地方裁判所民事15部(裁判長 キム・ソンゴン)は26日、PD手帳の米国産牛肉関連わい曲報道により精神的・物質的被害を受けたとし‘市民と共にする弁護士たち’(市弁)が1200人余りの訴訟人団を代理し文化放送とチョ・ヌンヒ,ソン・イルジュン ディレクターを相手に12億ウォン余りを要求した損害賠償訴訟で原告敗訴判決した。
裁判所は判決文で、損害賠償請求と関連して「不特定多数の視聴者たちの精神的苦痛による損害を放送会社や製作陣が賠償するべきだとすれば、社会的問題点を告発し批判する放送本来の役割と機能が極度に萎縮される」として「損害賠償責任を認めることはできない」と判決した。裁判所は続けて「報道により視聴者の一部が不安感・恐怖感などを持つようになったとしても、精神的苦痛の有無や程度は個別視聴者により極めて主観的にならざるをえない」と付け加えた。
また、訂正報道請求について「訂正報道は該当報道と直接的な関連者だけが請求できるであり、原告ら(視聴者・在米同胞)は放送内容と個別的関連性があるとは見難い」とし請求を棄却した。
謝罪放送請求に対しては「法規定上これを許す根拠がない」とし「謝罪をする意思がない者に謝罪をするよう強要することは憲法上保障される人格権を過度に侵害する」と明らかにした。
市弁は昨年2・3次国民訴訟人団として1200人余りを募集し、文化放送とPD手帳担当ディレクターなどを相手に今回の訴訟を起こした。先立って2008年9月に1次国民訴訟人団2000人余りを募集し、24億ウォン余りを要求する訴訟を起こしたが1・2審で全て敗訴した。
チョン・ユギョン記者 edge@hani.co.kr
原文: 訳J.S