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ペットボトルの水飲んで倒れた社員二人…翌日、同会社の欠勤社員が死亡=韓国

登録:2021-10-21 06:35 修正:2021-10-21 07:18
ペットボトルの水を飲んで 「味が変」 
従業員2人、呼吸困難の後、意識を失う 
同じチームの無断欠勤者、死亡した状態で発見 
警察、国科捜にミネラルウォーターのペットボトル鑑定を依頼
ゲッティイメージバンク//ハンギョレ新聞社

 ソウルのとある会社の事務所で、ペットボトルに入った水を飲んで意識を失った男女従業員と、自宅で死亡した状態で見つかった従業員が、同じチームで勤務していたことが確認された。

 本紙が20日に取材した内容によると、今月18日午後2時ごろ、ソウル瑞草区良才洞(ソチョグ・ヤンジェドン)にある風力発電会社の同じチームで勤務する女性従業員Aさんと男性従業員Bさんが、それぞれ自分の机の上に置かれているミネラルウォーターの水を飲んだ後、倒れて病院に搬送された。市販されている500ミリリットル容量のミネラルウォーターで、会社が大量購入し、従業員に提供するものだった。彼らはミネラルウォーターを飲んだ後、味が変だと言っていたが、しばらくして呼吸困難を訴え、意識を失った。このうち、Aさんは意識を取り戻し、退院したという。

 ところが、翌日の19日、無断欠勤した同チームの従業員Cさんが午後6時ごろ、ソウル冠岳区(クァナクク)の自宅で死亡した状態で発見された。警察は社員らを調査する過程で、Cさんが無断欠勤した事実を把握し、自宅を訪ねて呼び鈴を押したが反応がなく、扉をこじ開けて入ったところ、Cさんの遺体を発見した。警察は、Cさんが死亡した経緯について、他殺の疑いはないと見て、自殺の可能性に重きを置いている。警察関係者は「詳しい事件の経緯は捜査中」だとしたうえで、「2週間前に同様の事件があったという点に関しては確認する予定」だと明らかにした。「文化放送」(MBC)は2週間前にも同じ会社の従業員1人がペットボトルの飲料を飲んだ後、苦痛を訴え、病院に運ばれたと報道した。

 ソウル瑞草警察署は、彼らが飲んだミネラルウォーター入りのペットボトルを国立科学捜査研究院に送り、薬物鑑定を依頼する一方、同事件と自宅で死亡したCさんとの関連性について調べている。

イ・ウヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1015860.html韓国語原文入力:2021-10-20 17:46
訳H.J