原文入力:2010-01-20午後06:59:46
思想攻勢に正面対抗…アン・サンス院内代表 "イ大法院長が責任を負うべき"
キム・ジウン記者,キム・ナムイル記者
ハンナラ党と保守言論などの裁判所に対する思想攻勢が続く中で、イ・ヨンフン大法院長は20日、司法権守護の意志を明らかにした。
イ大法院長はこの日、出勤途上で記者らと会い‘裁判所判決を巡り論難が大きくなっているが’という質問を受け、"我が国の裁判所は司法府独立を強硬に守るだろう" と話した。
しかしハンナラ党はこの日、アン・サンス院内代表が直接出てイ・ヨンフン大法院長の責任論を提起するなどカン・キガプ民主労働党代表に対する1審裁判所の無罪判決と関連し二日続けて裁判所に対する理念上塗り攻撃を継続した。
アン院内代表はこの日午前、国会で開かれたハンナラ党司法制度改善特別委の初会合で 「一部裁判官の理念偏向的な判決を納得し難いという国民世論と共に、裁判所が左派を保護しているという批判まで登場している実情」としつつ「左偏向不公正司法事態を招いたイ・ヨンフン大法院長はこれに対する立場を明らかにし当然な責任を負わなければならない」と話した。
またアン院内代表は△私たちの法研究会など裁判官理念的サークルの解体△法曹界経験を積んだ人の裁判官任命△検察と弁護士社会改革なども主張した。
ハンナラ党は裁判官任用要件を強化し裁判官評価制を実施するなどの全般的な裁判官人事制度改革も要求した。特別委委員のソン・ポムギュ議員は 「10年に一回の社会の健全な常識で国民統合の観点から認められない裁判官は任用してはならない」と主張した。裁判所内外ではこの間、裁判官に対する人事評定強化は裁判官の独立的な裁判を弱めると同時に‘裁判官の官僚化’を産むという問題点を指摘してきた。
だが裁判所首長に対する与党指導部の責任論提起など、ハンナラ党の‘司法府たたき’については三権分立き損という批判が党内外から出ている。キム・ソンシク議員は「今のように政党が判決に対して司法府の独立性の本質にまで言及するのは問題」とし「判決内容が政党の気に入らないからと、政党が裁判所を根絶することができるように進むことは、むしろ法の安全性を害する」と話した。
最高裁判事出身のイ・フェチャン自由先進党総裁もこの日の党会議で「(裁判所判決)問題解決は大法院や司法府自体ですべき仕事」として「政界が立ち上がり制度のせいにして司法制度を直すと飛びかかるならば、ややもすると矯角殺牛の結果が出ないだろうかはなはだ憂慮される」と明らかにした。
キム・ジウン,キム・ナムイル記者mirae@hani.co.kr
原文: 訳J.S