原文入力:2010-01-17午後07:20:51
ソウル市,景福宮~仁王山間 韓屋保存 推進へ
再建築・再開発制限の代わりに支援金など恩恵提供
キム・ギョンウク記者
←景福宮と仁王山の間‘西村’は朝鮮時代に訳官(通訳/翻訳官)など専門職の中人たちが集まって住んでいた所だ。最近、ソウル市は地区単位計画をたて北村に続き西村に残っている600余軒の韓屋を体系的に保存していくことにした。 建築設計事務所 広場提供
景福宮と仁王山の間の‘西村’に残っている韓屋が保存される。
ソウル市は西村一帯の15ヶ洞58万2297㎡地域に対する韓屋保存対策を盛り込んだ‘景福宮西側第1種地区単位計画’を立て住民供覧に入ったと17日明らかにした。西村は景福宮の西側に位置したところで、鍾路区,玉仁洞,体府洞,弼雲洞一帯をいう。この地域の韓屋は昨年7月基準で計663戸で、この一帯の全家屋の31%に該当する。これは四大門内の韓屋3700余軒の18%であり、計1200戸ほどの北村韓国式家屋の半分の規模だ。
←ソウル,西村と北村の位置
西村の韓屋は北村と同様に1920年代以後に建てられた生活型韓屋(改良韓国式家屋)が大部分だ。西村は朝鮮時代に訳官など中人たちが主に居住し、執権勢力が集まって住んだ北村とは性格が少し異なる。
こちらには秋史 金正喜が書いた‘松石園’という岩文字をはじめ、白沙 李恒福の書が残っている弼雲台,世宗大王の生家跡地など朝鮮時代の遺跡が少なくない。また詩人 尹東柱の下宿屋,李仲燮(洋画家)・盧天命(詩人)の居宅跡地など近代芸術家たちの名残も多い。
計画案によれば、西村一帯の韓屋は‘韓屋指定区域’と‘韓屋推奨区域’として管理される。韓屋指定区域は韓屋が4戸以上並んで集まっていたり、保存価値の高い韓屋に適用されるもので、この一帯に建物を新しく建てる時は韓屋だけが許される。建物の用途も住宅を含み小売店,休憩飲食店,医院,漢方医院,歯科,針術院だけが可能だ。
韓屋推奨区域は韓屋指定区域の周辺地域で、韓屋以外の建物を作ることはできるが、用途が単独・共同住宅,1・2種近隣生活施設,文化・集会施設だけに制限される。
代わりにこれら区域で韓屋を新しく建てれば‘ソウル市韓屋保全および振興に関する条例’により支援金などの各種恩恵が与えられる。
今回の地区単位計画は住民たちの意見収斂を経てソウル市都市・建築共同委員会で最終確定する。一方、西村一帯で再開発予定区域に指定された体府・弼雲・楼下洞(ヌハドン)など3ヶ所は、今回の地区単位計画とは別に再開発事業を推進できるが、韓国式家屋保全に関する内容を整備計画に含めなければならない。
キム・ギョンウク記者dash@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/399436.html 訳J.S