原文入力:2010-01-11午後08:37:00
北 平和協定 提案の意味
"核は米国の対北韓敵対政策の結果" 再確認
平和協定 論議相手に韓国の参加余地 開いておく
カン・テホ記者,キム・ジョンス記者
←ユ・ミョンファン外交通商部長官(中央)が11日午前、ソウル,都染洞の外交通商部庁舎で訪韓中のロバート キング米国国務部北韓人権特使(右側)に会い席へ向かっている。左側はキャスリン スチーブンス駐韓米国大使。キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr
北韓が11日に発表した外務省声明は‘先平和協定,後非核化’要求、または‘平和協定当事国会談’と‘非核化のための6者会談の並行’を要求するものと見られる。
まず北韓の今回の声名は、9・19共同声明に平和協定締結が言及されていることを指摘し「その行動順序を今までの6者会談が失敗した教訓に照らして実践的ニーズに合うように操り上げれば良いだろう」と主張している。これは9・19共同声明で明らかにした‘韓半島の永久的平和体制のための直接関連当事国の適切な別途フォーラム’を開こうということだが、6者会談との前後関係が明らかでない。ただし外務省声明が6者会談の再開に対し「制裁という差別と不信の障壁が除去されれば、まもなく開かれることになることができるだろう」と明らかにしているという点で、平和協定当事国会談を6者会談再開と連係させているという解釈が可能だ。
政府当局者らと専門家たちは北側が今回‘提案’する平和協定締結のための会談に韓国が含まれるかに対しては概して問題ないという見解を示している。北韓がこの会談を9・19共同声明の枠組みで見ているという点でも‘協定当事国’論議は争点ではないと見られる。しかし外務省声明は‘停戦協定当事国ら’と曖昧に表現している。これは李明博政府が平和協定締結のための会談を拒否しているという点を考慮した布石と見える。韓国を排除した平和協定会談に米国が応じるはずはないという点で門を開いておくが、韓国が拒否すれば韓国は参加できなくなるという圧迫であるわけだ。
今回の声名だけをみれば、6者会談再開のための局面が順調でないことを予告する。しかし今回の外務省声明は北韓がオバマ行政府になり米国の‘検証可能で元に戻すことはできない核廃棄’要求に対応し、一貫して平和保障体系または平和協定を要求してきた延長線にある。こういう観点に立つならば、北韓-米国両者対話が先か、6者会談再開が先か、はその間の論議はもう平和協定締結のための会談が先か、6者会談再開が先か、に変わったと見ることもできる。しかし、北韓の今回の声名を6者会談再開と平和協定を議論するフォーラムの同時開催を保障しろとの要求と受け入れるならば、折衝と妥協が不可能なことではない。9・19共同声明で合意した通り、6者会談を再開し非核化交渉と共に平和保障体制のための‘直接関連当事国フォーラム(4者会談)’を開く側へ行けば良いためだ。
カン・テホ記者kankan@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/398287.html 訳J.S