原文入力:2010-01-10午後07:33:34
左折待ち渋滞誘発
横断歩道横によけ後続車通過させる解決法見つけ
キム・ヨンギ記者,シン・ソヨン記者
ソウル,冠岳区,殷川洞(旧 奉天本洞地域)‘現代市場四つ角’
ボラメ(若鷹)公園から崇実大方向へ行く道路は常に渋滞していた。往復3車線の道路である上に、四つ角から直進し10m程度進めばいつも市内バス(5612度)が片側1車線道路を完全に塞いでいて後続車は身動き出来なかった。
住民たちは不平が多いが市内バス会社側も言い分がある。四つ角を通過した後、バスは‘非保護左折’を待たなければならない。中央線の向こう側に終点車庫があるためだ。
ところが、ある日から道がガラリと空きはじめた。バスの運転手たちが‘交通違反’を始めたおかげだ。運転手たちは青信号になった後にも直ぐに四つ角を通過せず、交差路の右側に素早くよけてくれ始めた。後続の車が四つ角を皆通過した後に四つ角を通りすぎるようにして交通停滞が消えたのだ。交通警察など他の誰の指示もなしに運転手たちが自発的に動き交通停滞を解消したわけだ。
←ソウル,冠岳区,殷川洞の‘現代市場四つ角’で5612番町内バスが四つ角前で青信号でも後続車を先に通すために交差路上に退いている。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr
バスが青信号でもしばらく退いている場所は横断歩道脇であり、厳密に言えば‘駐・停車違反’だが、これを恨む人はいない。警察も取り締まるどころか運転手たちに拍手を送る。近隣冠岳警察署,奉天地区隊のアン・チャンシク地区隊長は「駐・停車違反だが、この道が元々狭く、いつも交通警察官の頭痛の種だったが、運転者が自ら解決方法を見つけてくれて有難い限り」と話した。
プンヤン運送所属の5612番運転手たちの交通違反は、昨年夏に1,2人が先ず始めた。今は大部分が参加する‘定着’段階に達した。15年間この路線でハンドルを握っているミョン・ワンシク(61)氏は「いつも私たちのために道路が渋滞するようで心苦しかったが、悩んだ末に1,2人が先に始めた」とし「私たちのために道路が空いた様子を見ていると気分が良い」と話した。近隣で食堂を営むキム・ソンフン(56)氏は「運転手の方々のおかげで慢性渋滞の道がすがすがしく空いて町内イメージも大きく改善された」として満足気だった。
キム・ヨンギ記者ykkim@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/398061.html 訳J.S