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大統領府・親李系 深まる悩み…妙案なく虚脱感まで

原文入力:2010-01-08午後10:37:43
正月連休前 説得 総力戦…大統領 世宗市 訪問検討
1,2月 努めてみても‘朴槿恵’変えさせられるか懐疑論
‘国会表決延期論’力得て…長期漂流 可能性も

ファン・ジュンボム記者,チェ・ヘジョン記者

←李明博大統領(左側)が8日午前、大統領府で開かれたハンナラ党指導部招請朝食会懇談会で挨拶をしている。右側は親朴槿恵系重鎮のホ・テヨル最高委員(左側写真)/ソン・ソクク世宗市民官合同委員会民間委員長(左側)が8日午前、ソウル,世宗路,政府中央庁舎で開かれた第8次会議で深刻な表情でソン・インジュン委員の話を聞いている。(右側写真)大統領府カメラマン団,イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr

大統領府とハンナラ党親李明博系陣営の悩みが深まっている。朴槿恵前代表の‘世宗市原案修正反対’を突破する妙案がないためだ。
大統領府関係者たちは8日、世宗市原案修正反対を繰り返し確認した朴前代表の前日発言に対し当惑する反応を見せた。政府が修正案を出す前に朴前代表が「修正党論が確定しても反対する」とし、より強力に反対し始めたことに虚脱する気流まである。ある関係者は「朴前代表があのようにあらかじめ出てしまい、修正案が発表されても忠清民心が友好的に反転するか心配になる」と話した。

党・政・大統領府の首脳部は終盤調整のための連鎖会合に出る。来る9日、チョン・ウンチャン総理がチョン・モンジュン代表とアン・サンス院内代表,最高委員らと晩餐をしながら翌日には党・政・大統領府の8人首脳部会合が開かれる。

大統領府と親李系はひとまず世論戦に死活をかける態勢だ。ある親李直系議員は「忠清説得が朴前代表説得より優先」としつつ「好意的な結果を根拠に朴前代表を説得するのが順序」と話した。世論が変化すれば朴前代表も態度を変えることができるだろうだというのがこれらの期待だ。

大統領府は特に来る2月の正月連休(13~15日)を経て忠清地域をはじめとして世宗市修正に対する世論が固定化すると見て、それ以前に総力戦に出る予定だ。まず李大統領は世宗市修正案発表の後、対国民談話などの形で直接説得に出て、忠清地域を訪問する方案を検討中だ。朴前代表に別に会う方案も含まれている。チョン・ウンチャン総理も総理職を賭け背水の陣を敷くという覚悟だとある側近が伝えた。政府は11日、世宗市修正案発表後に屈指の企業らが追加で世宗市入居計画を発表する形式を通じ雰囲気を盛り上げる計画と知らされた。

しかし1,2ヶ月間の努力で世宗市修正に反対する忠清民心と朴前代表を変えさせることは力不足であるという展望が支配的だ。親李系内部で世宗市修正特別法案処理を4月臨時国会、長ければ6月地方選挙以後に持ち越さなければならないという話が出るのはそのためだ。否決が予想されるのに無理に国会表決をする理由はないという判断だ。ある親李直系議員は「慌ててゴリ押ししてはいけないという共感が多い」と伝えた。

与党主流では、内部的には朴前代表の反対で世宗市修正が失敗に終わっても、大きく損をする必要はないという意見も出ている。李大統領は最善を尽くしたという姿を示し、‘名誉’後退できる反面、朴前代表は以後‘世宗市原案固守’から発生する政治的負担を背負うほかはないという計算からだ。親李系のある議員は「大統領がしようとすることに足を引っ張るというイメージが固まる」として「朴前代表もやはり政治的打撃を避けることができないだろう」と話した。

一部では李大統領と朴前代表ともに移転部署を縮小するような折衷案に対しては反対する意志が確実で、世宗市修正案が国会で長期間漂流する可能性も提起している。ファン・ジュンボム,チェ・ヘジョン記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/397850.html 訳J.S