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韓国首相候補の承認案、野党不参加のなか本会議で可決

登録:2021-05-14 08:58 修正:2021-05-14 11:33
科学技術情報通信部・国土交通部の長官候補も報告書採択
パク・ビョンソク国会議長が今月13日午後、国会の本会議会場でキム・ブギョム首相候補の任命同意案採決のため、開会を宣告している。「国民の力」の議員たちはキム候補の承認を反対するプラカードを掲げて抗議している/聯合ニュース

 首相候補のキム・ブギョム氏の任命同意案が13日、国会で可決された。先月16日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領がキム候補者を指名してから28日後となる。イム・ヘスク(科学技術情報通信部)、パク・ジュニョン(海洋水産部)、ノ・ヒョンウク(国土交通部)長官候補らの進退とキム候補を結びつけて任命に反対してきた野党第一党の「国民の力」は、この日の本会議には出席したが、採決には参加しなかった。

 国会は13日夜、本会議を開き、キム・ブギョム候補の任命同意案を可決した。キム候補の任命同意案は、在席議員176人のうち賛成168人、反対5人、棄権1人、無票2人で可決された。採決に参加しなかった国民の力は、本会議が行われるあいだ中「野党無視の協治破壊」と書かれたプラカードを席で掲げて抗議した。

 この日与党が首相任命同意案を処理した背景には、「陶磁器搬入違反」の疑惑を受けてきたパク・ジュニョン海洋水産部長官候補が辞退したことが関係している。パク候補は同日午後、立場文を公表し「公職候補者としての高い道徳性を期待する国民の目線に合わなかったという点は否定できない。すべて私の過ちだ」と述べ、辞任の意思を明らかにした。共に民主党はパク候補の辞退で首相承認案を可決させる名分を確保したと判断し、野党に協力を要請したが、国民の力はイム・ヘスク科技部長官候補の辞退を要求して対抗した。与野党が詰めの調整に失敗すると、パク・ビョンソク国会議長は同日午後7時に本会議を開き、首相承認案を処理するという立場を明らかにした。ハン・ミンス国会公報首席秘書官は「国会議長が、新型コロナと民生危機が続く状況で内閣を総括する首相の空白を続けるわけにはいかない、また、来週大統領が韓米首脳会談のために出国する状況で首相まで不在なのは国に対する道理ではないという立場を明らかにした」と伝えた。

 本会議に先立って議員総会を開いた民主党は、首相候補者の単独承認の責任は野党にあると強調した。民主党のハン・ジュンホ院内報道担当は「パク候補が国民感情に合わせて自ら辞退したにもかかわらず、あのように交渉を拒否する国民の力こそ、自分の過ちを棚に上げている」と批判した。国民の力も同じ時間に緊急議員総会を開き、対策を話し合った。これに先立ち、イ・チョルヒ大統領府政務首席秘書官に文大統領との面談を要請したキム・ギヒョン党代表権限代行兼院内代表は「(大統領府から)知らせが届き次第、午前12時でも1時でも訪ねて民意を伝える」と明らかにした。国民の力は抗議の表明として、14日に大統領府前で議員総会を開くことにした。

 いっぽう、本会議後、国会科学技術情報放送通信委員会は全体会議を開き、イム・ヘスク候補の聴聞報告書を直ちに採択した。同委員会所属の野党議員らは「(野党側の)議事進行発言も聞かなかった」と反発した。国土交通委員会は1時間ほど与野党議員の議事進行発言を聞き、ノ・ヒョンウク候補の聴聞報告書に「不適格」という意見を入れ、与野党合意で採択した。

シム・ウサム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/995152.html韓国語原文入力:2021-05-14 02:41
訳C.M