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“今年を南北関係の転機にすべき”

原文入力:2010-01-04午後07:57:55
イ大統領 新年演説…ソウル・平壌連絡事務所に言及

ファン・ジュンボム記者

←イ・ミョンバク大統領が4日午前、大統領府で新年国政演説を行い2010年の新年国政運営方向を提示している。

イ・ミョンバク大統領は4日の新年演説で「今年は南北関係にも新しい転機を作り出さなければならない」とし「北韓が早く6者会談に復帰することを促す」と話した。

イ大統領は続けて「そして韓半島非核化が進展し本格的な南北協力の糸口が見つかることを期待する」とし「そのためにまず南と北の間に常時的な対話のための機構が用意されなければならない」と強調した。またイ大統領は「北韓との対話を通じて北韓に葬られている国軍勇士の遺体発掘事業を推進する」と語った。

イ大統領の言及は北韓が去る1日の新年共同社説を通じ南北関係改善の意志を明らかにした中で出てきたものであり、今年に首脳会談を含め南北関係が進展できるかが注目される。

これと関連してイ大統領は演説後、大統領府記者室を訪問した席で「(南北が)互いに悪口を言わないだけでも久し振りで、肯定的変化の一部分と見なければならない」と評価した。イ大統領は年内の南北首脳会談成功の可能性と関連して「いつも南側が首が絞められてきたことから状況が変わった」とし「コンテンツ(内容)が問題であり、(場所など)残りの問題は交渉にかかっている」と話した。イ大統領は‘南北常時対話機構’と関連し2008年4月<ワシントン ポスト>とのインタビューで明らかにしたソウル・平壌常設高位級連絡事務所設置のことと説明した。

イ大統領はこの日の演説で△グローバル外交強化△経済活力向上と先進化改革拍車△親庶民・中道実用政策を3大国政基調として掲げ、こういう基調の下で5大核心課題として△経済回復△教育改革△地域発展△政治改革△全方向外交と南北関係実質的変化を提示した。

イ大統領は政治改革と関連して「排他的地域主義を緩和し対決政治を克服するための選挙制度改革は必ず今年成しとげなければならない課題」と強調した。行政区域改編に対しても「自律統合に出た自治団体は積極的に支援する」と話した。

またイ大統領は‘働き口創出’を強調し「上半期には非常経済体制を終え、下半期には庶民も経済回復のぬくみを体感することができるよう総力を傾ける」と明らかにした。合わせて教育改革と関連して「大統領が直接関わる」として「私教育に依存しなくても望む大学に行くことができる環境を必ず作る」と話した。

イ大統領は地域発展と関連して「4大河川再生事業は地域の働き口と所得創出のための画期的転機となれるよう、地域の意見を最大限収斂・反映していく」とし「革新都市,企業都市,経済自由区域などが早期に活性化できるよう制度改善,財政支援を強化していく」と話した。 ファン・ジュンボム記者jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/397006.html 訳J.S