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世宗市修正 ど真中 ‘最大激戦地’

原文入力:2010-01-02午後03:39:39
[ハンギョレ2010 新年特集] 挑戦! 地方選挙

ソン・キュソン記者,チェ・ヘジョン記者,オ・ユンジュ記者

←大田市長・忠南知事・忠北知事(※クリックすればさらに大きく見ることができます)

■大田市長・忠南知事

忠南,イ・ワング知事辞退で五里霧中
アン・ヒジョン民主党最高委員 出馬明らかにし注目

世宗市論難で政局の中心に立っている大田・忠南は今年の地方選挙最大の‘激戦場’になるものと見られる。今月予定された世宗市修正可否が選挙に直接的な影響を及ぼすと見られ、以後の状況によって選挙構図が複雑になる可能性が高い。その上、自由先進党を離党したシム・デピョン議員が新党創党を公言しており、忠清の‘盟主’を巡る激戦が予想される。

大田市長の場合、パク・ソンヒョ市長(ハンナラ党)が再選に対する強い意志を見せているが、民主党からはキム・ウォヌン前議員とソン・ビョンリョル大田市党委員長が早くも出馬を宣言し政策公約を発表し足早に動いている。

自由先進党ではクォン・ソンテク議員が永らく出馬を準備してきたが、最近ヨム・ホンチョル前市長が支持者5万人と共に先進党に入党し新しい変数に浮上した。現在の世論調査で先んじているヨム前市長は先進党入党を通じ無所属の限界を抜け出す利点がある反面、ハンナラ党と民主党の経歴など頻繁な党籍変更という弱点を抱くこととなり、この部分も観戦ポイントになる展望だ。民主労働党ではキム・チャングン中央委員の出馬が有力だ。

忠南知事の場合、12月3日ハンナラ党所属イ・ワング知事が政府の世宗市修正推進に反発し知事職から辞退した以後、明確な‘代案’なしに五里霧中状態が続いている。イ前知事は辞退当時「出馬する計画はない」と明らかにした経緯がある。こういう状況のために今回の知事選挙の場合、特別な先頭走者なしで候補の‘乱立’の中で行われることになることという展望も出ている。ひとまずハンナラ党ではチョン・ジョンファン国土海洋部長官とチョン・ヨンハク韓国造幣公社社長,ホン・ムンピョ韓国農漁村公社社長などが自薦他薦で名前が取りざたされている。特に,忠南,青陽出身のチョン長官はイ・ミョンバク政府の最大事業である4大河川整備事業の主務長官として‘功績’が認められる場合、ハンナラ党の全面的な支持を受ける可能性がある。

民主党からは盧武鉉前大統領の最側近だったアン・ヒジョン最高委員が出馬意志を明らかにし注目されている。アン最高委員は最近記者らと会い「来年の地方選挙は新しい歴史を書く選挙にならなければならず、出馬が必要ならば恐れない」と話した。ここにオ・ヨンギョ東国大総長とムン・ソクホ前議員も候補群として議論されている。自由先進党はリュ・クンチャン院内代表とパク・サンドン議員,ピョン・ウンジョン議員,イ・ミョンス議員などが議論されているが明確な先頭走者はいない状況だ。 民主労働党からはイ・ヨンギル前民主労総忠南地域本部長の出馬が予想される。

大田/ソン・キュソン,チェ・ヘジョン記者idun@hani.co.kr

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■忠北知事

忠州など南漢江流域 ‘4大河川激突’ 予告

世宗市論難の‘間接影響圏’である忠北地域では再選意志を明らかにしたハンナラ党所属チョン・ウテク知事を除いては明確な候補群が浮び上がっていない。 チョン知事側は‘経済特別道 忠北’というスローガンを掲げ20兆ウォンを越える投資誘致を引き出すなど顕著な成果をあげたとし再選に自信を持っている。 ‘現職プレミアム’を背負ったチョン知事が各種世論調査で先頭を走る中で、ハンナラ党ではイ・ミョンバク大統領の側近であるユン・ジンシク大統領府政策室長とキム・ビョンイル麗水世界博覧会組織委員会事務総長,ハン・テス ハンナラ党第2事務副総長などが議論されている。

民主党からはまだ明確な候補群があらわれていない。ただし、道党委員長を務めたイ・シジョン議員が出馬に積極的だ。官選を含め3回忠州市長を務めたイ議員は忠州など北部圏で強力な点は見られるが清州・清原圏が全体人口の半分を越える状況であり忠州市長の経験がむしろ弱点になりうるという評が出ている。ハン・ポムドク前行政自治部次官とホン・ジェヒョン民主党議員の名も候補群にうわさされている。

忠北地域選挙は世宗市と4大河川事業が争点になるものと見られる。ハンナラ党忠北道党が忠南とは異なり世宗市修正支持の立場を明確にし民主党との刃が鋭い対立を避けることができないためだ。 ただし、チョン・ウテク知事は現在では世宗市原案推進の立場を守っている。また南漢江流域の忠州市が4大河川事業に含まれ、忠州市長出身のイ・シジョン議員とチョン・ウテク知事が正面対立する場合、4大河川事業が世宗市に劣らない争点に浮び上がる可能性がある。また忠北地域は提川・丹陽選挙区のソン・グァンホ ハンナラ党議員,報恩・沃川・栄洞のイ・ヨンヒ自由先進党議員を除く残りの地方区6ヶ所を民主党が掌握しており、選挙過程での議員の役割も変数になりうる。自由先進党と進歩新党,民主労働党などは明確な候補群が形成されていない状況だ。

清州/オ・ユンジュ,チェ・ヘジョン記者idun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/396525.html 訳J.S