原文入力:2009-12-28午後10:53:37
シム・ジェチョル委員長 “場所変えない” 正面突破 気流
民主党 ‘予算決算委 死守’ 特命…法司委で ‘阻止’ 支援
ソン・ヨンチョル記者,イ・ジョンエ記者,キム・ポンギュ記者
←アン・サンス ハンナラ党代表が28日午後、国会院内代表室で記者懇談会を開き「4大河川関連予算と残りの予算案に対する協議機構を別に作り ‘ツートラック’ で分離交渉をしようということに民主党院内代表と合意した」と話している。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr
ハンナラ党と民主党が28日夜、水資源公社の4大河川事業と残りの予算を分離し交渉しようといういわゆる‘ツートラック交渉’に合意したことにより物理的衝突という一本道を突き進む政局に変化の要素が現れた。だが交渉期間を巡りハンナラ党は年末までと主張する反面、民主党は期間を特定していないと主張しており、相変らず破局の可能性が少なくない。
アン・サンス ハンナラ党院内代表がこの日ツートラック交渉をしようというイ・ガンレ民主党院内代表の主張を受け入れたことは与党として最大限交渉に誠意を見せるという姿を強調するためのものと見られる。このまま予算を強行処理する場合、政治力不在による政局梗塞の責任を抱え込むほかはない。与党内ですら重鎮,若手議員らが与党が一歩さらに退かなければならないという主張が出てきた。全体予算(291兆9000億ウォン)の2%にしかならない4大河川予算のために、残りの予算をけり飛ばしたという世論の逆風も甘受しなければならない。その上、予算決算委と本会議で予算案を単独強行処理する最悪の場合に備えて‘できる限りは交渉に臨んだ’という名分も重要だ。ハンナラ党としては野党と物理的に衝突する場合、最近イ・ミョンバク大統領がアラブ首長国連邦で原子力発電所を受注した大型好材料を覆ってしまいかねないという点も勘案しているようだ。
←イ・ガンレ民主党院内代表が28日午後、国会予算決算委会議場で非公開で開かれた議員総会でハンナラ党と合意した‘ツートラック’協議案を説明している。 キム・ポンギュ記者bong9@hani.co.kr
イ・ガンレ民主党院内代表がツートラック交渉を提案した背景もやはりハンナラ党と大差ない。4大河川予算案を口実に予算案処理を困難に陥らせ史上初の準予算事態まで呼び起こしたという非難を避けるためのものと見られる。民主党はツートラック交渉を通じ4大河川事業は阻止しながらも民生と関連した一般予算案処理では積極的に臨んだという姿を見せようということだ。
しかし予算案が破局を完全に避けられたわけではない。予算案交渉期間を巡りハンナラ党と民主党の主張が明確に分かれているためだ。キム・ジョングォン ハンナラ党院内首席副代表は「私たちがツートラック交渉に同意したのは予算案を当然年内処理しようという前提を敷いたため」と明らかにしているが、ウ・チェチャン民主党院内スポークスマンは「ハンナラ党が(交渉)期間を決めずに私たちの提案を受けることにした」と主張している状況だ。
また民主党が大運河事業の前段階と疑われる水公の4大河川事業だけは絶対に容認できないという態度なので、‘水公の4大河川事業(3兆2000億ウォン)を国土海洋部予算に回し2月の臨時国会で処理しよう’という一方交渉が決裂する場合、一般予算案処理も拒否する可能性も排除することはできない。
結局、与野党合意が31日までに劇的に妥結しないならば依然としてハンナラ党が単独で予算案を処理する可能性は残っている。だが一部では「与野党合意の気流が形成されているだけに交渉が進展するのではないか」という展望も用心深く出てきている。 ソン・ヨンチョル,イ・ジョンエ記者sychee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/395880.html 訳J.S