韓国では18日から、テイクアウトやデリバリーのみ許可されていたカフェ内での飲食が可能になる。ジム・カラオケなど集合禁止措置が適用されていた大衆利用施設もオープンする。ただし、現在適用中の首都圏レベル2.5、非首都圏レベル2の社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)と「5人以上の私的な集まり禁止」措置は31日まで維持される。中央災害安全対策本部が16日に発表した新しいソーシャル・ディスタンシングの内容を、一問一答でまとめた。
-カフェの店内に座って飲み物を飲めるのか。
「全国のレストランやカフェで午前5時から午後9時まで店内で飲食物を摂取できるようになる。ただし、食べ物を食べていない時にはマスクをつけなければならない。テーブルや座席を1席ずつ空けなければならないが、これが難しい場合、テーブルの間に1メートル以上の距離を置くか、テーブル間に仕切りを設置しなければならない。また、2人以上がコーヒー・飲料や簡単なデザート類だけを注文した場合、店内にとどまるのは1時間以内とすることを強く勧める」
-カフェに1時間以上とどまると処罰されるのか。
「いいえ。勧告なので守らなかったとしても処罰はされない。カフェでは対話のために長くとどまる場合が多い。感染の危険を最小限に抑えるため、滞在時間をできるだけ短くしてほしいという趣旨なので、カフェの利用者が自主的に守ってほしい」
-スポーツジムなど室内体育施設を利用するに当たり、変わった点は?
「同時間帯の利用人数を施設の許可・申告面積の8平方メートル当たり1人に制限し、同時間帯に出入りできる人数を入口掲示しなければならない。例えば、施設面積99.17平方メートル(30坪)、165.28平方メートル(50坪)の施設の場合、同時間帯の収容人数はそれぞれ12人、21人。施設を利用する人の距離は少なくとも1メートル維持されるようにしなければならず、常にマスクをつけなければならない」
-グループ運動(GX)プログラムもできるのか。
「ズンバ、タエボー、スピニング、エアロビクスなど激しいCX類のプログラムは禁止。このようなプログラムは団体で激しい有酸素運動などをする過程で飛沫が発生し伝播する場合が多く、防疫的に特に危険だ」。
-運動をした後、シャワーを浴びてもいいのか。
「いいえ。マスクを外す状況を最小限に止めるためだ。ただし、プールなど水泳種目に該当する体育施設は例外的にシャワー施設を運営することが可能だ」
-5人以上の私的な集まり禁止措置は旧正月の連休にも適用されるのか。
「まだ分からない。政府はひとまず2月1日から14日までを旧正月の特別防疫期間と定めた。鉄道乗車券は窓側座席だけを販売し、高速道路の通行料有料化案を検討することにした。高速道路のサービスエリアでも混雑案内システムを運営し、室内での飲食を禁止するなど、交通施設利用者の密集を防ぐ」
-学習塾の授業はどう変わるのか。
「同時間帯の教習を受ける人数を9人までに制限していた措置は解除される。ただし、すべての学習塾やレッスン場では、同時間帯の利用人数を施設の許可・申告面積の8平方メートル当たり1人に制限したり、生徒間の座席を2席空けることを実施しなければならない。施設内では運営者と利用者が必ずマスクを着用しなければならず、水とノンアルコール飲料を除いて飲食は禁止される」
-4人以上の人が1つの教室で授業を受けてもいいのか。
「塾の授業は親睦形成や余暇のための私的な集まりに該当しない。施設面積8平方メートル当たり1人、利用者間1メートルの距離置きなどを順守すれば、1つの教室内で4人以上の人が授業を受けることができる。ただし、歌や管楽器のレッスンは飛沫が多く発生する点を考慮し、1対1のレッスンだけ許容し、教習生の間に仕切りを設置した場合に限り、1教室当たり4人まで許容する」
-首都圏の室内体育施設、塾、カラオケなどで8平方メートル当たり1人に人数制限をする理由は?
「飛沫の伝播を防ぐため、通常、人間同士の距離を2メートル置くことが勧告されている。これを面積基準に換算すると、4平方メートル当たり1人となる。施設の許可・申告面積にはトイレ、キッチン等、実際の利用面積でないスペースが含まれる。4平方メートル当たり1人という基準を適用すると、実際の利用面積の基準では過度な密集度が懸念される。したがって今回は営業を認めるものの、通常レベル2の規則である施設の許可・申告面積4平方メートル当たり1人の2倍に当たる8平方メートル当たり1人の基準を提示し、密集度が過度に高くならないようにした。この程度なら、実際の利用面積を基準に人の間で2メートルの距離を置くことが可能な水準だと判断する」