原文入力:2009-12-18午後07:09:49
川底 掃いたり 磨沙土 撒いたり 年間 数千万ウォン かかる
チョ・ジョンシク議員“4大河川も水質悪化すれば掃くのか”
イユ・チュヒョン記者,キム・ジョンス記者
←磨沙土 夜間作業…斑模様の清渓川 15日夜9時30分頃、清渓川で磨沙土を集中散布している。(左側写真)三日後の18日午後、ソウル,長橋洞の長通橋付近の流速が遅い清渓川の川底に大粒の砂(磨沙土)が長い帯を作り散在している。 キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr,チョ・ジョンシク議員提供
去る2005年10月に復元されたソウル,清渓川が川底と石に挟まった藻類(水の中に住む下等植物類)問題が深刻化し、ソウル市が河川底を箒で掃き出したり、磨沙土(粒が粗い砂)で覆う作業に去る3年間で8300万ウォン余りを使ったことが分かった。
チョ・ジョンシク民主党議員は18日、記者会見を行い「ソウル市から提出させた資料を検討した結果、渇水期の春と秋には清渓川の全区間、夏・冬には流速が遅い部分を中心に一年中藻類が発生している」とし「問題が深刻化するやソウル市は人が直接河川底に入り、ほうきで清掃したり藻類除去剤散布,磨沙土投入などをしていて、この作業に2007~2009年に延べ2147人の人員と8380万ウォンの予算を投じた」と話した。ソウル市は2007年には3回,2008年8回,2009年7回、河川底清掃をしたことが分かった。
また2007年3月には藻類除去剤をばらまいたが、内部検討の結果、生態系にも影響を及ぼし抑制効果も少なく、以後は散布しなかった。代わりにソウル市は2009年3月には磨沙土3t,12月には20tをばらまいた。チョ議員は「磨沙土が石の間や流速が遅いところなどに積もり付着藻類を覆ってしまい、あたかも緑藻がなくなったかのように市民をだましている」と主張した。キム・ジュァグァン釜山カトリック大環境工学科教授は「清渓川に藻類がたくさんはびこる理由は、本来藻類繁殖に良い総リン濃度が高い漢江の水を引いて流すため」として「藻類が多ければ水に生臭臭が多く出て、水と調和する空間として適さないのみならず、冬に藻類が死に白く漂えば汚染源として作用し水質も悪化させかねない」と話した。
これに対しソウル市関係者は「磨沙土が藻類を覆い、一時的に光合成を妨げ増殖を抑制することができ、磨沙土が流れ藻類に接触し石から引き剥がす効果もある」と話した。この関係者はまた「清渓川上流は大きな石で底固めをしたがその石の色が濃く魚がよく見えないため、明るい色砂が敷かれれば市民が魚をよく観察することができる」と主張した。
一方、チョ議員は「イ・ミョンバク大統領は去る2日、洛東江月城堰の起工式で‘清渓川事業にも各種先端技術を適用したように、世界最高水準の情報技術(IT)・建設・水管理技術を融合し未来に向かって流れる河川に再誕生させる’と話したが、実際に清渓川は藻類繁殖による富栄養化問題が現れている」として「4大河川事業に堰を設置し、水質が悪化すれば清渓川のように水に入り、ほうきで底を掃き出すのか」と反問した。 イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/394231.html 訳J.S