原文入力:2009-12-13午後11:27:15
日本‘ウォーク9’ 100日 韓国巡礼 最終段階へ
イ・ギョンミ記者,カン・ジェフン記者
←日本の平和憲法9条を守り過去史を謝罪するために100日間の日程で韓国を歩いている日本の‘ウォーク9(walk 9)’会員たちが13日午後、ソウル,麻浦区弘益大前のあるカフェでソウル入城を記念し巡礼の理由と感想などを明らかにする発表会を開いている。 カン・ジェフン選任記者khan@hani.co.kr
軍隊慰安婦・原爆被害者などと
全国を巡り17日臨津閣へ
共にした人々‘小さな祭り’
"過去史 謝罪のために歩いた"
大学生 オカムラ ナオミ(22)は去る9月に初めて韓国を訪れた。そして歩いた。仁川,江華島から出発し江原・慶尚道を通り全羅・忠清道を経て、去る10日にソウルに入ってきた。共にした人々は40人内外の日本人と韓国人で、一日平均20kmずつ計2000kmの行軍をした。
ナオミはなぜ見たことのない土地を100日近く歩いたのだろうか? 彼女は日本,大分で環境分野を専攻する平凡な大学生だった。偶然に生態平和運動家のマサキ タカシ(64)の講演を聞き‘平和巡礼’に参加することを決心した。"歩いてたくさん見てたくさん考えました。小さいものたちの平和が重要なことを感じることができました。卒業したら大都市に出て行こうと思っていたが、故郷へ帰り家族と一緒に暮らすことを決心しました。"
13日午後、ソウル,麻浦区の弘益大前のあるカフェでナオミをはじめ韓半島南側を歩いた人々、そしてその意を共にする人々など100人余りが集まった小さな祭りが開かれた。
ナオミたちは生命平和巡礼の‘ウォーク9’(walk 9)に参加した人々だ。ウォーク9とは、日本の平和運動家らが2007年に日本の平和憲法9条を守るために日本全域を巡礼して作った集いだ。平和憲法第9条は‘戦争放棄,交戦権否認’を明示した条項であり、日本国内で右派勢力が執拗に改定を要求している条項だ。
ウォーク9は今年、巡礼候補地を韓国に広げた。発起人マサキ タカシは去る9月9日、100日日程の韓国巡礼を始め「平和憲法9条を守るためには韓国と和解する必要がある」とし「韓国巡礼は謝罪の巡礼になるだろう」と話した。これらは我が国の土地の隅々を巡り、多くの人々に会った。生命活動家たち,代案学校の人々,慰安婦被害ハルモニたち,広島原爆被害者と子孫たち…。
この日の祭りは来る17日に最終目的地である坡州,臨津閣に向かうのに先立ち、この間の旅程を祝う席だった。参加者たちは所感を分け合い、各自が持つ芸才を誇り歌と踊りの公演を繰り広げた。この平和巡礼にはこの間計2000人余りの韓国人たちがその都度共に行った。
有機農産物売場の職員であるクシダ カンペイ(33)は「道を歩きながら私の中で変化が起きるのを感じた。私の変化が世の中の変化を作り出す。一緒に暮らしていく道を歩みたい」と話した。韓国人参加者のキム・ヒョンウ(29)氏は「私の内面と自然に対して考えた旅行は初めてだった」と語った。
ある日本人参加者は最も記憶に残る瞬間をこのように書いた。「慶南咸陽のある代案学校に滞在した日、夜に焚き火を囲んでアリランを歌った。月が明るく美しい夜だった。翌朝、初雪が降った。」
イ・ギョンミ記者kmlee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/393107.html 訳J.S