感染経路が不明な感染者の割合が20%台に高まり、防疫当局の懸念が深まっている。全国的に“隠れ患者”が多いという推測につながり、さらなる感染拡大の新しい発生元になりうる。
23日、中央災害安全対策本部(中対本)は、ここ1週間(16~22日)で感染経路が不明な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染の事例が20.2%に達すると明らかにした。防疫網の中で管理できる割合が80%以下に落ちたという意味だ。ソウル市も同日、ここ6日間の新規感染者を分析した結果、感染経路が不明な事例が全体の22.3%に達することを明らかにした。中央防疫対策本部(防対本)のチョン・ウンギョン本部長は「感染経路が不明な人に対する調査を進めると大量露出が確認されるため、もう一つの危険要因」だと述べた。
防疫当局は当初、“感染経路不明感染者”の割合を5%以内に管理することを目標にしていた。過去2週間(9~22日)に広げても、COVID-19感染者2440人のうち18.5%にのぼる451人が、感染経路が不明な患者だ。このような事例には、マクドナルド・ソウル駅店、スターバックス・ソウル駅東子洞(トンジャドン)店、龍山(ヨンサン)CGVなどで発生した感染者も含まれている。防対本のクァク・ジン管理チーム長は「現在までの調査状況では、集団感染の件やこれまでの先行感染者との関連性はまだ確認されていない事例」だと述べた。