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KORAIL "団体協約 解約" …労組 "26日から全面ストライキ"

原文入力:2009-11-25午後08:17:13
賃金・人員補充など平行線 差異狭まらず交渉決裂
電鉄 出勤時間・列車 大部分 正常運行される

チョン・ミニョン記者,シン・ソヨン記者

←キム・ギテ全国鉄道労働組合委員長が25日午前、ソウル,中区,蓬莱洞2街のKORAIL(旧 韓国鉄道公社)社屋で昨年12月に締結された労使暫定合意案を上げて見せ鉄道公社の一方的な団体協約の解約を批判している。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr

全国鉄道労働組合が使用者であるKORAIL(旧 韓国鉄道公社)の団体協約解約通知に対抗し、26日から無期限全面ストライキに入る。会社側も強硬対応方針を曲げておらずストライキが長期化する可能性も考えられる。

鉄道労組は25日、KORAILソウル社屋で記者会見を行い「労使間団体交渉が進行中だった去る24日、会社側が一方的に既存団体協約を解約するとファックスで知らせてきた」として「鉄道労組60年の歴史上、初めての団体協約解約は労使関係自体を破綻させようとする企図であり、26日午前4時から無期限全面ストで対応する」と明らかにした。鉄道労組は全体組合員2万5000人の内、必須維持業務に必要な1万人を除く1万5000人がストライキに参加すると見通した。

キム・ギテ鉄道労組委員長は「会社側が団体協約解約通知の数時間前の24日午後、突然これまで要求することもなかった無争議宣言など新たな要求案を出した」とし「これは事実上、労組の降伏宣言を要求することに他ならず受け入れなかった」と話した。キム委員長は続けて「すでに賃金を9%削減しておきながら、会社側が追加賃金カット,年俸制および定年延長なき賃金ピーク制など、8ヶにもの賃金改悪案に固執しており、結局ストライキに出ることになった」と付け加えた。

しかし、会社側は労組の過度な要求が団体協約解約の原因となったと対抗している。ホ・ジュンヨンKORAIL社長はこの日記者会見を行い「鉄道労組は過度に多くの労組専従者数を維持し、休日縮小,勤務体系合理化に反対するなど誤った慣行を維持しようとしている」として「労組側が不当な要求を継続し交渉を決裂させ、もはやこれ以上の団体交渉が無意味だという結論を下し、やむをえず団体協約の解約を通知した」と主張した。

一方、国土海洋部はこの日談話を出し「鉄道労組が国家基幹施設である鉄道を担保に名分のないストライキに突入しようとしている」として「国民生活に多大な不便を招来し国家経済回復を阻害する大規模集団行動は国民に無視されるほかはない」と明らかにした。国土部はストライキ期間中、必須維持業務人材と内・外部の代替人材など計1万5000人余りを列車運行に投入し、乗客の不便を最小化する計画だ。これに伴い首都圏電鉄の場合は出勤時間帯(午前7~9時)には通常どおり運行されるが、退勤時間帯には通常の85%、その他時間帯には65%だけが運行される予定だ。KTXとセマウル・ムグンファ号列車は大部分が正常運行される。

チョン・ミニョン記者minyoung@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/389783.html 訳J.S