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"地下鉄 広告過剰" …どんな広告,どれくらい載せるか?

原文入力:2009-11-24午前08:43:22
情報公開請求-世の中を変える①

蒸し暑い夏の日でした。いつものように地下鉄を待っている内に自分でも気づかない内に眉間のしわがよりました。
地下鉄の駅舎全てがソウル市の広報物でぎっしり埋まっていました。柱には‘2010世界デザインソウル’行事を知らせるポスターが取り囲んでいて、スクリーンドアには‘漢江ルネサンス プロジェクト’を知らせる横4m,縦2.2mのLED広告が設置されていました。隣のスクリーンドアには‘女性が幸せなソウル’プロジェクトを知らせ涙を流す女性の姿が見えます。

←パク・ウォンスン弁護士.

ソウル市が地下鉄にこういう広告をする時はすべて無料です。‘公益広報比率’があるためです。昨年、ソウル市が無料でソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社に行った広告額を通常料金で換算すれば約25億ウォンといいます。

こういう地下鉄広告には2つの副作用があります。まず、一方的広報に終わるという点です。漢江ルネサンス プロジェクトは色々な長短所があり、市民的合意がまだなされていないのに一方的な広報のために政策に対する冷静な点検を粗雑にします。また、継続する広告による市民の疲労感もあるでしょう。

私はソウル市が如何に多くの広告を大衆交通手段に行っているのかが気がかりでした。すでにキム・ユジョン民主党議員が先日の国政監査で関連資料をソウル市に要請しましたが、ソウル市は "資料があまりに多い" , "担当者が変わった" 等のいいわけをして資料を出さなかったと言います。

▲請求機関:ソウル市
▲請求内容:2007年1月1日~2009年11月19日,ソウル市が市政広報目的で地下鉄(車両・駅舎含む)・バス・タクシーなど大衆交通手段に掲示した広告現況-広告期間,広告位置,広告内容,広告掲載費用(契約単価)等を含む
▲請求機関:ソウルメトロ,ソウル特別市都市鉄道公社
▲請求内容:2008年1月1日~2009年11月19日,地下鉄車両内,地下鉄駅舎に掲示した広告現況
-広告種類(広告位置),広告期間,広告主体,広告内容,広告掲載費用(契約単価)等含む

ソウル市の広告だけではありません。地下鉄は広告過剰です。車両内は‘額縁型広告’と網棚上隅部分の‘隅広告’,隅広告と額縁広告の間にある‘照明広告’等、多様な種類の広告があふれています。これらの広告の中には‘高利貸金業広告’とともに不快感を与える広告もたくさんあります。また駅舎に降りる階段や壁面には、携帯電話,焼酎,映画などを紹介するきらびやかな広告が目を惑わします。英国の地下鉄の中には、公的案内や表示を除いて一般商業広告はほとんど見ることができません。エスカレーターそばに秩序整然と本を紹介する広告程度が全てです。

しんどい仕事を終えた市民が、疲れた体をのせる地下鉄に‘広告’ではなく、楽しい見るものや読み物を備えつけることはできないでしょうか?あるいは市民の目をゆっくり休ませるようにする他の環境的要素を作ることにもう少し気遣うことはできないでしょうか? 地下鉄はソウル市長が強調するように‘都市の代表デザイン’なのですから。

変化を作り出そうとするなら現況を知らなければなりません。今、地下鉄にどんな広告がどれくらい載せられているを知れば改善点もさらに容易に分かってくるでしょう。そのために情報公開を請求しました。ソウル地下鉄広告、どんな広告がどのくらい載っているんですか?

パク・ウォンスン希望製作所常任理事

<ハンギョレ>と‘透明社会のための情報公開センター’は‘情報公開請求が世の中を変えます’というキャンペーンを進めています。今年1月から12月まで、公共機関に情報公開を請求して得た資料を12月31日までに送って下さい。

▲送る所:電子メールcfoi@hanmail.net /ソウル市,鍾路区,通仁洞132番地1階‘透明社会のための情報公開センター’

▲問い合わせ:(02)2039-8361またはcfoi@hanmail.net

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/389437.html 訳J.S