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カン・ヨンシク "世宗市自足可能なように設計…政府の意志次第"

原文入力:2009-11-16午後07:32:04
世宗市 民官合同委 初会合で‘原案推進’強調
"5年間 碩学数百人が参加…3ケ月で修正してはならない"
民間委員長にはソン・ソクク氏…毎週月曜日に会議
* カン・ヨンシク:前行政複合都市諮問委員長

ソン・ウォンジェ記者,キム・ミョンジン記者

←ソン・ソクク嘉泉医大総長(右端)が16日午前、ソウル,世宗路,政府中央庁舎で開かれた‘世宗市民官合同委員会’出帆式および初会議で民間委員長に選出された後、頭を下げ挨拶している。 右から2番目は共同委員長を引き受けたチョン・ウンチャン総理. キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

世宗市代案論議機構である世宗市民官合同委員会が16日ソウル政府総合庁舎で初会議を開いた。政府が‘世宗市修正のための法・制度の補完’を建議した反面、民間委員の間では‘首都圏過密解消のために原案どおり行政機関を必ず移転しなければならない’という見解が提示された。

カン・ヨンシク民間委員(ハンバッ大名誉総長・前行政中心複合都市諮問委員長,訳注:ハンバッは大田の旧名)はこの日の会議であらかじめ準備した‘世宗市原案推進建議書’を通じ「2007年ソウルの人口密度は1平方km当たり1万6700人であり、ニューヨーク(2050人),東京-横浜(4750人),パリ(3550人)等、経済協力開発機構(OECD)主要都市中で最も高い」とし「ソウルが快適な都市になるように地方へ果敢に人口分散しなければならない」と明らかにした。

カン委員は「企業体に土地を低価格で供給をするといっても、企業体は土地売買だけして再び引っ越ししかねない」とし「世宗市には必ず政府部署と政府投資機関および政府外郭機関が移転しなければならない」と強調した。彼は「世宗市はすでに行政機能に加えて教育,国際業務,先端産業,医療福祉,文化などの自足機能を持つように設計されている」として「自足機能をどれだけ高めるかは(これの実現のための果敢な支援など)政府の意志にかかっている」と付け加えた。

彼は部署分割にともなう効率性低下論理に対して「世宗市から高速列車(KTX)に乗れば、ソウル駅まで40分であり、1時間あれば世宗路庁舎まで到着できる」として「世宗市は大田政府庁舎が隣接しており、行政効率はむしろより良くなりえる」と反論した。彼はまた‘統一以後’と関連して「専門家たちは統一後に北韓人口の50%以上が南に来て、その内70%以上が首都圏に定着すると言っている」として「統一に備える意味でも世宗市が行政中心複合都市として適当」と指摘した。

カン委員は「世宗市は5年間に6回の国際公募と世界碩学数百人の参加で進行させてきた都市であり、僅か3ケ月間で修正案を用意するならば国論が分裂し、政府は国民から遠ざかる」として繰り返し‘原案推進’を強調した。

この他にもこの日、委員らの間では「世宗市自足機能を補強するための各種インセンティブ提供がまた新たな地域逆差別を招くことになる」という憂慮が提起された。これとは反対に「行政機関移転がむしろ地域均衡発展と首都圏過密解消に寄与できない可能性を指摘する立場も出てきた」と総理室は伝えた。

これに先立ち、政府行政中心複合都市建設庁(行複庁)は‘現況報告’を通じ「現行計画と法では世宗市への投資誘致が難しい」とし「民官合同委で法・制度的補完方案を検討して欲しい」と建議した。行複庁は△自足機能用地を20%以上に拡大△原形地開発許容など土地低価供給△経済自由区域水準のインセンティブ供与などの補完方案を提示した。

チョン・ウンチャン総理はこの日の会議で「お金と企業が集まる経済ハブ,科学と技術が教育と文化と交わり想像を現実にする科学メーカーを作らなければならない」と世宗市修正方針を強調した。この日、民間委員長に選出されたソン・ソクク嘉泉医大総長は「子孫に恥ずかしくないよう与えられた責任を全うする」と話した。 委員会は今後、毎週月曜日午前に開かれる。

ソン・ウォンジェ記者wonje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/387968.html 訳J.S