原文入力:2009-11-15午後10:02:37
[釜山室内射撃場 火災惨事]
一斉にトップ記事 報道
"窓が一つもなかった" …
遺族31人 釜山到着
キム・トヒョン記者
釜山国際市場室内射撃場で亡くなったり負傷した日本人観光客の家族20人余りは15日夕方6時30分頃、火災が起きた射撃場のある国際市場内カナダラビルを訪ね涙を流し苦痛に顔をゆがめた。
遺族たちは建物前でリュ・サミョン釜山警察庁科学捜査隊長の事故経緯説明を聞き、射撃場の正確な位置と規模,事故原因などに対し質問した。一部家族たちは手帳に説明を書き取り、建物出入り口を開けてくれと要求した後、室内を撮影することもした。だが声を出して泣く人はなく物静かに30分余り留まり宿舎のコモドホテルに帰った。
これに先立ちこの日午前10時、日本人被害者家族31人と長崎県職員11人など42人は快速船ビートル号に乗り福岡を出発し昼12時55分に釜山港に到着し、被害者の遺体が安置されている梁山釜山大病院を訪れた。家族たちは時々涙を流すことはあったが比較的落ち着いた様子だった。
釜山市はこの日、総合状況室を設置しペ・ヨンギル行政副市長を本部長とする事故収拾対策本部を設けた。対策本部は負傷者が入院しているハナ病院と東亜大病院、死亡者が安置されている梁山釜山大病院に公務員と通訳を配置し、被害者の家族たちを支援するようにした。対策本部はまた日本大使館・領事館と運柩・葬儀,補償などの問題も論議する計画だ。
一方、日本の主要新聞は一斉にこの事故を15日付1面と社会面トップ記事で扱った。日本のテレビ放送も火災が起きた釜山国際市場と随時連結し、現場状況を伝えた。特に日本の言論は釜山室内射撃場の安全・防災施設の不備を指摘した。<読売新聞>は独自取材の結果、火災が発生した射撃場には窓が一つもなく、出入口は非常口を含めて2ヶに過ぎなかいことが明らかになったと指摘した。<毎日新聞>は「繁華街で室内射撃場を営む例は珍しい」とし「弾薬類保管と火災防止施設など安全面に問題があるという指摘がある」と報道した。釜山/イ・スユン記者,東京/キム・トヒョン特派員syy@hani.co.kr
原文: 訳J.S