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ユン・ソクヨル検察総長「進行中の重要事件の連続性に支障がないよう」

登録:2020-01-11 06:24 修正:2020-01-11 08:56
検事長の職務変更申告式にて 
「公捜処法など変更される法律がうまく定着するよう協力」を要請 
人事関連には言及せず 

チュ・ミエ長官「検察改革の成功のために努力してほしい」要請
ユン・ソクヨル検察総長が去年11月11日昼、ソウル瑞草洞の最高検察庁で参謀とともに散歩している=パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 ユン・ソクヨル検察総長が人事でポストを移すことになった検事長たちに、進行中の重要事件を適切に処理するよう要請した。また高位公職者犯罪捜査処(公捜処)設置法など変更される刑事関連の法律がうまく定着するよう協力を要請した。

 政府・与党が検察人事に関してユン総長を圧迫する発言をしている中、ユン総長がこの日の申告式で自分の側近に対する左遷性の人事に関して発言するか注目された。だが、ユン総長は人事に関しては言及しなかった。

 ユン総長は10日午後、最高検察庁15階の中会議室にて、最近の人事で検事長に昇進・異動した検察幹部31人の職務変更申告式を開き「重要事件は検事長が責任を負うとの姿勢で徹底的に指揮、監督をしてほしい。特に進行中の重要事件で捜査や公判の連続性に支障がないようにしてほしい」と述べた。

 続いて検察改革法案に関しても言及した。ユン総長は「公捜処関連法案などが7月の施行を控えているので、変更される刑事関連の法律がうまく定着して国民が不都合なく利用できるよう備えに万全を期さなければならない」と話した。

 ユン総長は4月の総選挙への準備も要請した。ユン総長は「少し経てば4月に総選挙がある。公正な総選挙の管理がなされるよう徹底的に準備するよう要請する」と述べた。

 検事長たちはユン総長と会うのに先立ち、この日、政府果川(クァチョン)庁舎を訪れてチュ・ミエ法務部長官に職務変更を申告した。

 チュ長官は彼らに検察改革の成功のために努力してほしいと頼んだ。チュ長官は「今年は公捜処設置や捜査権調整関連の検察改革法案が失敗することなく施行できるよう、後続措置にも万全を期さなければならない」とし、「検察の構成員の中には改革に対する反感や異なる意見もあり得るが、改革が成功できるよう引き受けたことの責任を尽くしてほしい」と要請した。

 チュ長官は直接、捜査縮小方針を強調した。チュ長官は「民生犯罪に力を集中してほしい」とし、「検察の直接捜査を縮小することは揺るぎない方向であるだけに、検察の力を民生犯罪の捜査に集中させ、不必要な派遣などで最前線の検察庁の業務が重くならないよう精一杯支援する」と明らかにした。

 法務部は8日、高検長級5人、検事長級5人を昇進させて22人の検事長を異動する検察高官人事を発表した。今回の人事でユン総長の参謀だった最高検察庁幹部8人全員が入れ替えられた。

チェ・ウリ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/924018.html韓国語原文入力:2020-01-11 02:33
訳M.S

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