原文入力:2009-11-06午後11:06:19
ソウル南部地裁 “共に座り込み民主党側と差別…公訴権乱用”
‘選別起訴’ に異例的正面制動…検察 ”直ちに控訴”
クォン・オソン記者,パク・スジン記者
裁判所が検察の‘選別起訴’事件に対し公訴権乱用で違法だとし‘公訴棄却’判決を下した。検察は‘起訴便宜主義’を根拠にすべての事件関連者の起訴可否を決める裁量権を享受してきたが、裁判所が正面からブレーキをかけた。
ソウル南部地裁刑事5単独マ・ウニョク判事は去る5日、言論関連法処理に反対し国会で占拠座り込みを行った疑惑(暴力行為などの処罰に関する法律の共同退去拒絶)で略式起訴された民主労働党党役員シン・某(41)氏など12人に対する正式裁判で全員公訴棄却判決をしたと6日明らかにした。
マ判事は判決文で「ハンナラ党のメディア法国会上程に反対し民主党と民主労働党議員・党役員らが連座座り込みを行ったが、民主労働党党役員だけを略式起訴し民主党側は立件すらしないのは公訴権行使で同一事件被疑者らを差別取り扱いしたこと」として「これは検事が訴追裁量権を顕著に逸脱し公訴権を行使する公訴権乱用に該当し刑事訴訟法違反なので控訴を棄却する」と明らかにした。
2党の議員・党役員150人余りはハンナラ党の言論関連法上程を阻止しようと昨年12月30日から国会本会議場前中央ホールで連座座り込みを行い、キム・ヒョンオ国会議長は秩序維持権を発動しこれらの退去を要求した。だがこれらは座り込みを継続し、キム議長が「法案を職権上程しない」と明らかにした直後の去る1月5日午前1時に民主党側は座り込みを解いた。しかし席を継続して守った民主労働党座り込み者などは明け方3時30分頃に国会警衛らに逮捕され検察はこの内12人を略式起訴した。
検察は裁判所判決に対し「直ちに控訴する」と明らかにした。
チョン・スンファン高麗大教授(刑法)は「検察が同じ行為に対して‘選別起訴’をするなど公訴権乱用が顕著な場合には裁判所が棄却できることを示した意味が大きく先例を探すのが難しい判決」と話した。
クォン・オソン,パク・スジン記者sage5th@hani.co.kr
原文: 訳J.S