原文入力:2009-10-20午前07:41:48
ソウル,城北・東大門・江北区 住民監査で確認
広報費 数千万ウォン払い‘CEO賞・自治大賞’
ホン・ソクチェ記者
ソウル市の一部区庁らが営利団体に数千万ウォン台のお金を渡して賞を受け取る、いわゆる‘金を払って賞もらい’慣行を続けていることが明らかになった。自治体長の‘政治功績’を積むということだが、市民が住民監査請求を通じてこういう事実を明らかにした。
19日ソウル市ヌリ家に公開された‘城北区CEO大賞など受賞関連住民監査請求結果’によれば、城北区は昨年‘第4回韓国地方自治大賞’(行政サービス革新部門)と‘尊敬される大韓民国CEO大賞’(未来経営部門)を受ける代わりに2つの賞の主管社側の要求により広報費名目で計3000万ウォン余りの区予算を事前に渡していた。
城北区は昨年11月4日‘尊敬される大韓民国CEO大賞’主管社であるH革新院から受賞者に選ばれたという通知を受け、10日後に1650万ウォンをH革新院に送金した。ソ・チャンギョ城北区庁長は同月27日、CEO大賞を受けた。城北区は2ヶ月前の昨年9月‘韓国地方自治大賞’を受ける時もまた別の主管社であるH研究院に1320万ウォンを渡し翌日‘行政サービス革新部門大賞’を受けた。
今回同時に公開された監査結果で東大門区も‘CEO対象’を受ける前に城北区のような団体にあらかじめお金を渡した。江北区もやはり‘韓国地方自治大賞’を受け、該当主管社と事前の約束どおり1320万ウォンを支出した。
今回のソウル市監査は住民監査請求を通じてなされた。住民監査請求は制度・工事用役などに問題がある時、市民が直接地方自治体に監査を請求することだ。地方自治法(第16条)により各地域住民200人以上の署名を集めればいつでも可能だ。
ソウル市市民監査オンブズマン関係者は「今回の授賞式を主管した団体は地方自治体から集めたお金の一部だけを広報・行事進行費として使い、残りは職員人件費として使った」として「これは一種の営業行為だとして地方自治体が団体長の政治功績のために予算を不当に執行したこと」と明らかにした。このように渡した金の中で一部は該当地方自治体公務員1人を選び外国見学に送ることに使われた場合もあった。
またこれら行事を主管した2団体は行事企画・広報代行など営利事業を主にしており、代表理事と監査が互いに同じで事実上同一業者と市民監査オンブズマン側は説明した。
これに対し城北区関係者は「賞を受ける代価としてでなく、一部行事費用をまかなったもの」として「城北区の全ての住民が成し遂げた成果に対する評価を受けようとする趣旨であった」と話した。
ソウル市は今回の監査を通じ一部公務員たちがお金をあらかじめ与えてはいけないという‘先支給金禁止’規定に違反したとか証拠書類を提出しなかったという理由でこれら地方自治体に注意11件,訓戒2件,警告懲戒1件などの措置をした。
ホン・ソクチェ記者forchis@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/382815.html 訳J.S