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文大統領「朝米トップダウン方式で対話の動力を維持することを確信」

登録:2019-04-12 09:43 修正:2019-04-12 11:44
ポンペオ、ボルトン、ペンスと接見し、非核化の動力維持を要請 
ペンス副大統領「朝米対話の扉は開いており、再開は希望的」 
ポンペオ、ボルトン「あらゆるレベルで北朝鮮と対話を進める」

 米国を訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が11日(現地時間)、マイク・ポンペオ米国務長官とジョン・ボルトン大統領国家安保担当補佐官、マイク・ペンス副大統領と順次会い、トップダウン方式を通じた朝米対話が続くだろうと確信しているとし、早期の朝米対話の再開を促した。

米国を訪問中の文在寅大統領が今月11日午前(現地時間)、ワシントンの迎賓館でマイク・ポンペオ国務長官、ジョン・ボルトン国家安保補佐官、ハリー・ハリス駐韓米国大使に会い会話を交わしている=ワシントン/キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 文大統領は同日、宿舎の迎賓館で午前9時から50分間二人に会い、「朝米間の対話のモメンタムを維持し、トップダウン方式で成果を確保することが必要だ」とし「実際にそれが可能だと確信していると強調した」と、ユン・ドハン国民疎通秘書官が伝えた。これに対しポンペオ長官とボルトン補佐官は「北朝鮮との対話を持続的に進める」とし、「あらゆるレベルで多角的な対北朝鮮対話に努力を傾ける」と述べた。

 文大統領はこれに先立ち、彼らに「北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和体制構築のための偉大なる旅程で、ポンペオ国務長官とボルトン国家安保補佐官の労苦と寄与を高く評価する」とし、北朝鮮の核問題をはじめ様々な懸案に韓国側のカウンターパートナーと緊密に協議している点について謝意を表した。また、最近の朝鮮半島情勢と今後の朝米間対話を牽引するための韓国側の努力を説明し、ポンペオ長官とボルトン補佐官からハノイの首脳会談の米国側の評価と今後の対応案を聞いた。

 文大統領は「ポンペオ長官とボルトン補佐官の貢献で韓米同盟がさらに堅実になっている」とし、「今後も引き続き韓国側パートナーと緊密に協調、協議してほしい」と述べた。

 面会には、韓国側からはカン・ギョンファ外交部長官やチョン・ウィヨン国家安保室長、チョ・ユンジェ駐米国大使、キム・ヒョンジョン安保室2次長、ユン・ドハン国民疎通秘書官、チェ・ジョンゴン安保室平和企画秘書官が陪席し、米国側からはスティーブン・ビーガン米国務省北朝鮮政策特別代表やマシュー・ポッティンジャー国家安全保障会議(NSC)アジア担当先任補佐官、アリソン・フッカーNSC韓国担当補佐官、ハリー・ハリス駐韓米国大使が出席した。当初、米国からはミック・マルバニー秘書室長代行が出席する予定だったが、ポッティンジャー補佐官が代わりに出席した。

 さらに、文大統領は、午前10時36分から11時20分までペンス副大統領と面会した。文大統領は「昨年2月、ペンス副大統領が団長として参加した平昌(ピョンチャン)冬季五輪で朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和を実現できる旅程が本格的に始まった」とし、「ハノイの首脳会談は、非核化に向けた過程の一部であり、ハノイの動力を維持して早期に朝米対話が再開されることが緊要だ」と強調した。さらに「朝鮮半島の完全な非核化と平和体系の構築に向け、私たちに必要なすべてを尽くす」とし、「この過程で韓米間の緊密な協力関係を構築していく」と述べた。これに対しペンス副大統領は「米国は肯定的な姿勢を堅持しながら対話の扉を開いている」とし、「朝米対話再開は希望的」と述べた。

 韓国側からは、カン・ギョンファ長官とチョン・ウィヨン室長、チョ・ユンジェ大使、キム・ヒョンジョン次長、ユン・ドハン首席、チェ・ジョンゴン秘書官が出席した。米国側からはキース・ケロッグ副大統領国家安保補佐官やニコラス・スナイダー副大統領アジア担当補佐官、ハリス大使、ポッティンジャー先任補佐官、フッカー先任補佐官らが陪席した。

ワシントン/ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/889736.html韓国語原文入力:2019-04-12 01:34
訳M.C

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