本文に移動

‘平和・非暴力’世界行進団 江華分断現場 訪ねる

原文入力:2009-10-16午後07:12:19
“韓半島 緊張緩和の力になれれば”
ニュージーランド出発 7番目に到着
19日には‘龍山惨事’現場訪問
“国家暴力も世界に知らせる”

チョン・ユギョン記者

←‘平和と非暴力のための世界行進団’団員たちが16日午後、仁川,江華郡,両寺面,鉄山里の江華平和展望台望拝壇で北方の大地を眺めた後、足取りを移している。世界40余ヶ国の平和運動団体が参加した行進団は国内に留まる間に非武装地帯巡礼,龍山惨事現場で開かれる汎宗教家祈祷会出席など平和活動を継続する予定だ。 江華/キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

一団となった外国人たちが16日昼、仁川,江華郡,両寺面,鉄山里‘江華平和展望台’を訪ねた。遠く北方が眺められる望拝壇. ‘韓国には1000万人の故郷に帰れない人がいて、家族に対する懐かしさからこちらを訪れ花を捧げる’という説明が続くと表情が自ずと粛然とした。彼らは韓半島の平和のために暫し黙祷を捧げた。

スペインの平和活動家ラファエル テラルビア(60)は「鉄条網を見て今はなくなったドイツのベルリンの壁が思い起こされた。同じ同胞が分断され行き来できない現実に驚く」と話した。

全世界100余ヶ国を回っている‘平和と非暴力のための世界行進団’が去る15日我が国に到着した。世界各国の平和運動家20人余りで構成された行進団は韓国での最初の日程として分断現場を訪れたのだ。行進団代表であるテラルビアは「今回の訪問が韓半島の緊張緩和に役に立てばうれしい」と明らかにした。

平和と非暴力のための世界行進は反戦国際団体である‘戦争のない世の中’(World Without Wars)等、世界40余ヶ国の平和運動団体が‘世界市民の平和に対する思いを集めよう’という趣旨で今年初めて用意した行事だ。地球6ヶ大陸、16万kmにかけた史上類例のない大長征だ。これらは去る2日‘世界非暴力の日’を基点にニュージーランドから出発し、オーストラリアとバングラデシュ,インドなどを経て七番目に韓国を訪問した。

行進団は17日午後、ソウル,龍山市民公園~光化門で‘アフガニスタン子供難民学校支援のための自転車キャンペーン’を行い、18日には江原,麟蹄の非武装地帯を巡礼し韓半島の平和を祈る‘非武装地帯宣言’を発表する。

19日にはソウル‘龍山惨事’現場で開かれる祈祷会にも参加する予定だ。来る21日韓国を離れる行進団は来年1月2日に南米のチリで行進を終える。これらの行進内容はホームページ(www.theworldmarch.org)を通じ全世界に中継されている。

行事規模が大きいだけに世界的な関心も熱い。テズモンドゥ トゥトゥ主教,ジミー・カーター前米国大統領など歴代ノーベル平和賞受賞者らをはじめとしてノオム チョムスキー米国マサチューセッツ工科大学(MIT)客員教授,ロアン ウィリアムス英国カンタベリー大主教など世界的人権運動家らが支持の意向を明らかにした。

有名指揮者であるダニエル パレンボイム,映画俳優ヴィゴ・モーテンセン,歌手ブライアン・アダムスなど有名文化芸術家らも支持署名をした。

‘平和と非暴力のための世界行進韓国委員会’のチェ・ジュンス運営委員長は“世界平和行進を通じて国内平和運動の力を集める一方、イ・ミョンバク政府になって広がった龍山惨事および市民運動家に対する弾圧などの国家暴力を世界に知らせる機会になるだろう」と話した。
江華/チョン・ユギョン記者edge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/382320.html 訳J.S