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強圧的‘助け合い米集め’子供たち泣かせる

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/382332.html

原文入力:2009-10-16午後08:05:31
<キム・マンドク記念事業>封筒に名前書き…少ないと責める…生活記録部へ記載も
父母たち“ソウル教育庁, 給食費削っておいて軽はずみ”憤痛

ユ・ソンヒ記者

小学校3年の子供を持つシム・某(40・ソウル,陽川区)氏はこの前子供が学校から受け取った家庭通信文と米袋を見て不愉快だった。家庭通信文には‘助け合い米万俵積みを進めている’という案内とともに‘米封筒に名前を必ず書くこと’,‘参加学生は学校生活記録簿の自治活動欄に記録する計画’という等の内容が記されていたためだ。シム氏は「他人を助けるという趣旨は良いが、幼い学生たちにこういう方式で参加を強要してもいいのか」として「軍事政権時期に強制的に不遇な隣人助け合いに参加するようにしたことと何が違うのかと思い腹が立った」と話した。

ソウル市内の一部学校がソウル市教育庁が後援する‘キム・マンドク助け合い米万俵積み’に生徒たちが参加するように強要し父母の怨声を買っている。

‘キム・マンドク助け合い米万俵積み’は済州で孤児として生まれたが努力の末に大金持ちとなり飢謹に苦しむ隣人を助けたキム・マンドクの生涯を賛え、米万俵を集め苦しい隣人を助けようという趣旨で企画された行事だ。問題は一部の学校が生徒・父母に無理に参加を要求しているという点だ。中学校1・3学年の子供を持つリュ・某(41・ソウル広津区)氏は「子供たちの話を聞いてみると担任が米を少ししか持ってこなかった子供たちに‘不遇な隣人は君だから君を助けなければならない’というなど羞恥心を誘発する言葉をいったという」として「給食予算を削って貧しい子供たちのご飯を飢えさせたという非難を買ったソウル市教育庁が、今度は生徒たちを利用して恩着せがましくしようとしているのではないか」と憤痛をぶちまけた。

行事を主催する社団法人キム・マンドク記念事業会ホームページにも「暮らしむきが苦しく米を出せない生徒たちは学校生活記録部に記入もされず、キム・マンドクの生涯を賛える事業に参加もできない人になってしまう」(コ・デワン),「傷つく子供たちがいるということをどうして分からないのか、米は持って行かせたが気持ちは共感できない」(パク・ミジン)など強制参加を糾弾する文等が上がってきている。

傘下学校に行事参加の公文を送ったソウル市教育庁は「あくまでも自律的に参加するようにしたもので、名前を書くようにしたことは子供たちに直接参加の喜びを感じさせるため」とし「(意欲にあふれた)一部学校が学校生活記録簿記録など無理をしたようだ」と説明した。

ユ・ソンヒ記者duck@hani.co.kr

原文: 訳J.S