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韓-ヨーロッパ連合 FTA 仮署名

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/382120.html

原文入力:2009-10-15午後07:11:25
来年6月 協定発効 推進
‘関税払い戻し’5年間 維持

キム・ギテ記者

我が国とヨーロッパ連合(EU)通商交渉代表が15日、自由貿易協定(FTA)に仮署名して協定が事実上締結された。政府は来年3月以前に正式署名を行い6月までに国会批准を経て協定発効を推進することとした。協定が発効されれば両地域間に一部農産品を除く商品市場が7年にわたり全面開放される。

キム・ジョンフン通商交渉本部長とキャサリン エシュトン ヨーロッパ連合通商担当執行委員はこの日午後5時30分(韓国時刻)、ベルギー ブリュッセルで韓-ヨーロッパ連合自由貿易協定文に仮署名した。正式署名は協定文が関連国言語に翻訳され検討が終わった後になされる。

ヨーロッパ連合と終盤まで争点となった関税払い戻し問題は我が国の関税払い戻し制度を維持するものの、協定発効5年以後にヨーロッパ連合側から特定品目に対する‘セーフガード’(緊急輸入制限)措置ができる線で折衝が成立した。関税払い戻しとは国内輸出業者が関税を払い輸入した素材や部品で製品を作り輸出する時、輸入関税を返してもらう制度だ。

工産品交易と関連しては、韓国は協定発効後3年内に全体品目の95.8%,ヨーロッパ連合は99.4%の品目に対し関税を撤廃し、7年後にはすべての品目に対して関税をなくすことにした。10年かけて工産品市場開放を合意した韓-米自由貿易協定に比べ商品市場開放の速度が速いわけだ。しかし農産品の中で米穀は関税撤廃対象から除外され、唐辛子・ニンニク・玉ネギなど一部農産品関税も維持される。ヨーロッパ側で関心の大きい冷凍・冷蔵三枚肉は協定発効後10年かけて関税をなくすことにした。

草案に含まれ論難を産んだ医薬品許可と特許連係条項は協定文からは削除された。また開城工業団地生産製品の韓国産認定問題は韓-米自由貿易協定と同様に別途委員会を構成し細部事項を決めることにした。ヨーロッパ産牛肉輸入関連条項は協定文が公開されず正確な内容が未だ確認されていない。政府は来る19日に自由貿易協定全文を公開する予定だ。

キム・ギテ記者kkt@hani.co.kr

原文: 訳J.S