金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が朝鮮人民軍建軍節71周年の8日、人民武力省を訪れ、人民軍の経済建設への参加・貢献を督励した。
北朝鮮の機関紙「労働新聞」は9日付1面で、金委員長がこの日人民武力省を「祝賀訪問」して行った「綱領的演説」で、「国家経済発展5カ年戦略実行のカギとなる年である今年、人民軍が一役担わなければならないと強調された」と報道した。金委員長は「人民軍は『祖国保衛も社会主義建設も私たちがすべて引き受けよう』というスローガンを掲げ続け」 「自力更正の革命精神」を発揮しなければならないと強調した。
「祖国保衛も社会主義建設も私たちがすべて引き受けよう」というスローガンは、昨年の「経済・核建設並進路線」終了と「社会主義経済建設総力集中」を新しい戦略路線として選んだ労働党中央委員会7期の第3回全員会議の直後である5月18日に開かれた「労働党中央軍事委7期第1回拡大会議」で採択された、人民軍の経済建設への参加・貢献を促すスローガンだ。
金委員長は「思想革命、訓練革命、武装装備の現代化、軍規確立に私たちの革命武力の最精鋭化をいっそう求める根本的な秘訣がある」とし、特に人民軍に「党の唯一の領軍体系をいっそう徹底的に立てることは、祖国と革命、人民の運命に関連した重大な事業」だと強調した。軍に対する党の指導・統制を強調したということだ。
金委員長は、建軍節のこの日、夫人の李雪主(リ・ソルジュ)女史、人民軍指揮部、労働党中央委幹部と共に、労働党中央委の別館で功勳国家合唱団の慶祝公演を観覧した。合わせて、労働党中央委が主催した建軍節71周年慶祝宴会にも参加した。
金委員長が「整週年」(末尾の数字が0または5の年を意味する北朝鮮の用語)でない建軍節71周年の今年、人民武力省訪問・演説と祝賀公演・宴会に出席したのには、朝米交渉の渦中に乱れる恐れがある軍に対する労働党の指導・統制力を直接確かめ、「軍の経済建設参加を督励」する必要があるという判断に基づくと分析される。建軍節70周年だった昨年、金委員長は平壌の金日成広場で開かれた軍の閲兵式に参加し演説した。