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チョン総理, 日本企業理事も引き受けていた

原文入力:2009-10-14午前07:39:15
情報通信グループから2年間報酬…ソウル大兼職許可受けず

キム・トヒョン記者,ソン・ヨンチョル記者

チョン・ウンチャン国務総理が日本の大企業の研究所でも2年余り理事として在職し報酬を受けていたことが13日確認された。チョン総理はこの過程で在職したソウル大の許可を受けておらず、企業の社外重役を兼職する場合には該当大学の許可を受けなければならないとしている教育公務員法に違反したという指摘を受けている。チョン総理は先月、国会人事聴聞会でインターネット書店の‘イエス24’以外に企業体の顧問を引き受けたことはないと話したが、以後ハナ金融研究所顧問職を兼職し年俸1億ウォンを受けていたことが明らかになった経緯がある。

<ハンギョレ>が日本の情報通信分野大企業であるCSKグループ広報室に確認した結果、チョン総理は2007年から2年間この企業の研究機関の持続成長研究所(CSK-IS)の理事として在職した。この企業の広報室関係者は去る8日と13日、2度にわたる通話でチョン総理の理事在任中の報酬と関連して「会社の方針上、正確な金額は明らかにすることはできない」と話した。これに対し<ハンギョレ>が具体的な金額を提示し確認を要請するとすぐに「その金額よりは少ない」としチョン総理に相当な報酬を提供した事実を認めた。

この関係者はチョン総理の活動内容に対し「2007年6月東京で開催した‘CSK-ISの国際シンポジウム’に参加したり数回にわたり企業活動に対してアドバイス(諮問)をした」と話した。持続成長研究所が2007年6月14日、東京で開いた大規模国際シンポジウムに先立ち発表した報道資料(写真)によればチョン総理はこの研究所の‘理事’の身分で‘アジア経済の持続可能性-韓国の場合’という題名で講演をした。

この研究所は2006年1月産学連帯の国外ネットワーク構築次元でCSKの子会社研究所として創立され、中国北京大学長,日本慶応大学長,早稲田大学前総長など韓-中-日の有名大学前・現職総長など15人を理事に委嘱した。韓国では前ソウル大総長のチョン総理とオ・ユンデ前高麗大総長が理事として参加した。

総理室関係者は「チョン総理がCSK-ISから学術支援費を受け取ったことがある」として「学術支援費を受けるには形式上理事として登載されると理解している」と話した。この関係者は「聴聞会で海外講演料など1億ウォン以上の収入があり、これを総合所得税で出したと明らかにしたことがあるが、そこに(この支援費が)含まれている」と話した。チョン総理は聴聞会初日の先月21日朝、税務署に1000万ウォン余りの税金を遅れて出した後に野党議員らの追及に「海外講演料所得など申告脱落金額が6000万~7000万ウォンになる」と話した。総理室はチョン総理がこの会社から受け取った正確な金額は明らかにしなかった。

ソウル大教務処関係者は「普通、教授が社外重役をする場合、兼職許可申請を出し総長許可を受けるが、チョン・ウンチャン総理は2007年と2008年に兼職許可申請を出したことがない」と話した。

東京/キム・トヒョン特派員,ソン・ヨンチョル記者aip209@hanico.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/381795.html 訳J.S