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‘三星秘密資金事件’組織的証拠隠滅

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/381176.html

原文入力:2009-10-09午後11:34:52
三星証券, 口座資料 43万件 廃棄

キム・ギョンナク記者

2007年末、キム・ヨンチョル弁護士(前三星グループ法務室長)の暴露が契機となり検察と特検捜査につながった‘三星秘密資金造成事件’と関連して、三星火災だけでなく三星証券も疑惑立証に主要な証拠資料になりうる資料を廃棄していたことがわかった。

9日イ・ソンホン ハンナラ党議員が公開した金融監督院の‘三星証券部門検査’関連資料によれば、三星証券は2007年11月と12月の2度にわたり顧客証券口座申込書43万ヶを廃棄したことが明らかになった。

三星証券が三星グループ秘密資金造成の核心通路であり、その方式が借名口座を活用だったという三星特検の捜査結果に照らしてみれば、三星証券は組織的に証拠を隠そうとしたという非難を避け難く見える。その上、資料を廃棄した時点は検察の本格的な捜査が始まり、国会では特検導入のための議論が熟していた時だった。

三星証券が資料を廃棄した時点は、金融監督院が検査着手可否を巡り顔色を伺っていた渦中に起きたという点で、監督当局の責任も議論される。当時、金融監督院はキム弁護士が具体的な証拠と証言を土台に疑惑を提起したにもかかわらず、三星証券に対する検査を特別な理由もなしに先送りし年を越して検査に着手した。結果的に三星証券が資料を廃棄することができるよう監督当局が時間を稼いであげたわけだ。監督当局は三星証券に対する懲戒も去る6月‘機関警告’水準で終わった。

一方、資料廃棄で捜査を妨害した三星系列会社は三星証券だけでない。特に三星火災は特検捜査官の押収捜索が進行される渦中に関連資料を廃棄するという大胆性を見せ特検から公開非難も受けた。

キム・ギョンナク記者sp96@hani.co.kr

原文: 訳J.S