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“文化財調査 大雑把”“浚渫船不足”…あふれ出る‘4大河川拙速’

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/381131.html

原文入力:2009-10-09午後07:17:03
文化財庁・山林庁 国政監査

ソン・ヨンチョル記者

ビョン・ジェイル議員“1人当り一日6万3千坪調査…形式的”
キム・チャンス議員“調査員資格低くして…処理期間減らして”
キム・ヨンロク議員“林道 造成 3部署 2459億 重複投資”
キム・サンヒ議員らは“汚染防止浚渫船わずか40~50杯”

文化財庁が4大河川流域の文化財調査を短い場合は4日で終えるなど、拙速に進めていたことがわかった。国会の文化体育観光放送通信委員会のピョン・ジェイル民主党議員は9日「文化財庁が今年2~4月にかけ進行した4大河川流域文化財指標調査期間が機関別に短い場合は4日、長くても20日ほどで形式的に済ませた」とし「調査員1人当り一日平均調査量も6万3000坪余りに達するほど不十分だった」と指摘した。

ピョン議員は「去る5月22日に開かれた5次文化財委員会では地表調査の結果現れた9990万8871㎡の詳細な調査要請面積を4046万2933㎡に60%縮小させることまでした」と話した。

この日慶州国立文化財研究所で開かれた文化財庁国政監査でキム・チャンス自由先進党議員は「文化財庁が昨年から‘埋蔵文化財調査制度改善’という名目で文化財調査と関連した文化財保護法施行規則と指針などを大量に改定した」と指摘した。文化財庁は修士学位所有者または調査補助員が3年の発掘経歴を積んだ場合に得ることができた調査員資格を、発掘経歴が2年で得られるよう基準を低くし、補助員の資格もやはり文化財関連学と学士学位取得者や高校卒業後に発掘経歴4年以上となっていた規定を大学2年在学以上で1年以上の発掘経歴さえ経れば持てるようにするなど発掘担当者の資格を大きく緩和した。また文化財庁は文化財発掘許可手続きなどに対する行政処理期間も既存の62日から10日に減らし、工事着工時期を大幅に操り上げられるようにした。

この日、山林庁国政監査でキム・ヨンロク民主党議員は「山林庁が2016年までに4大河川圏域周辺を含む林道造成事業に547億ウォンを、環境部が2017年までに‘生態探訪路’造成事業に1622億ウォンを、文化部が2013年までに‘文化生態探訪路’造成事業に290億ウォンを使うなど、3部署が4大河川関連類似事業に計2459億ウォンの予算を重複投資している」と話した。

国会環境労働委員会所属の民主党キム・サンヒ,キム・ジェユン,ウォン・ヘヨン議員はこの日共同国政監査資料を出し、4大河川事業の水質汚染防止対策がでたらめだと指摘した。これらは「4大河川事業は計5.7億立方Mを浚渫するが、政府が掲げる真空吸入式浚渫を実行する2000馬力以上の浚渫船が国内には40~50杯に過ぎない」と主張した。また、これらは「汚濁防止膜は濁水防止効率が20~30%に過ぎない」として「政府が実体のない世論宥和用対策を出している」と話した。

これらは「4大河川事業が川底を浚渫する事業を行うせいで、大型橋脚の下部構造物が掘り返される洗掘現象が現れる」として「特に嶺東高速道路の大橋らは今でも他の川に比べて洗掘度が激しく大きな危険を招きかねない」と話した。
ソン・ヨンチョル記者sychee@hani.co.kr

原文: 訳J.S