原文入力:2009-10-09午前08:34:00
450万ドル 現金購入 直後に法人設立し譲渡
検察, 同時期 秘密資金捜査したが成果出せず
ソク・ジンファン記者
チョ・ソンレ 暁星グループ会長の長男であるチョ・ヒョンジュン(41)(株)曉星社長が2002年米国,ロサンゼルスで450万ドル(当時の為替レートで56億ウォン)のビラを買っていたことが8日確認された。暁星グループ事件捜査が‘龍頭蛇尾’に終わった中で、チョ社長がこのビラを全額現金で購入したことが明らかになり、現金の出処に疑問が提起されている。
チョ社長のビラ購入事実は在米同胞アン・チヨン氏が運営するインターネットサイト‘シークレット オブ コリア’がチョ社長の現地不動産取引を追跡し公開して明らかになった。その内容によれば、チョ社長は2002年8月ロサンゼルス ニューポート海辺にある高級ビラを450万ドルで購入した後、1ヶ月余り後の10月に自身が設立した法人に0ウォンを受けとり所有権を移した。チョ社長はビラ購入直後にこの法人を作った。ある国外不動産専門家は「個人名義で国外不動産を購入した後、これを法人に譲渡し所有関係を隠すのは富裕層がよく使う方法」と話した。このビラの現在市価は78億ウォン程度だ。
2002年当時、国内法は国外滞留者の現地住宅購入限度を30万ドルに制限しており、ビラ購入自体に不法性がある。
更に大きな疑惑は450万ドルの出処だ。検察は曉星がこの時期を前後して米国等の国外法人を通じ秘密資金を作った疑惑に対して捜査してきた。昨年初めに進行された警察庁特殊捜査課のMILES(陸軍の多重統合レーザー訓練体系)事業不正捜査時は取引を仲介した曉星アメリカが捜査を受けた。当時、警察は陸軍に装備を供給したR社が偽装取引で数十億ウォンを得た事実を明らかにしたが、暁星グループ所有主の親せきであるリウル社実所有主チュ・某氏は逃避し、現在インターポールに指名手配された状態だ。
チョ社長がこのビラを法人に譲渡する過程で曉星アメリカのユ・某常務がこれを代行した事実も確認された。曉星側が組織的に関与した可能性があるという疑いを買う部分だ。しかし曉星側は「ビラ購入などは事実だがチョ社長個人の問題」として一線を画した。
検察は暁星グループが国外法人との取引過程で秘密資金を造成した疑惑について捜査を行ったが、最近明確な成果なしに捜査を終えた。去る7日、検察が曉星の国外秘密資金造成疑惑を含む報告書を作成した事実が知らされ、不良捜査論難がおきたが、検察は特別な対応をしていない。
アン氏が‘シークレット オブ コリア’に掲げた文は曉星側の要請で遮断され現在は照会不可能な状態だ。曉星側は「一部の内容が会社と関連があるように描写され、個人の名誉問題もあってサーバー運営者に削除を要請した」と説明した。
ソク・ジンファン記者soulfat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/380992.html 訳J.S