原文入力:2009-10-08午後07:40:19
KoDiMA会長 キム・インギュ氏は
クッパ広告などヒット 格別の信任
KBS社長撤回後 IPTV主導
シン・スングン記者
←キム・インギュ韓国デジタルメディア産業協会会長
大統領府行政官が通信3社に巨額の基金出資を強要した事件と関連して、最も注目される人物はキム・インギュ(写真)韓国デジタルメディア産業協会会長だ。今回の事件の本質も結局はイ・ミョンバク大統領の言論特別補佐官出身のキム会長を政権次元で配慮したものという分析も出てくる。
キム会長は与圏でイ大統領が格別に信任する人物として知られている。イ大統領の側近であるハンナラ党のある初当選議員は「イ大統領が大統領選挙の時‘おい、キム・インギュが本当にうまくやった、やはり専門家は違う’と話すほどに好む人」と伝えた。大統領選挙当時、放送発展戦略室長を引き受けヒット作である‘クッパ広告’を作るなど実力を立証した彼を特別に信頼しているということだ。親イ直系のハンナラ党のある高位党役員も「大統領周辺に放送専門家は多いが、キム会長が最高の力量を備えた人物として評価されている」として「実務経験はもちろん政務的感覚と戦略的思考に優れるため」と話した。
イ大統領が<韓国放送>公開採用1期で政治部長,報道局長を経た彼を言論特別補佐官として‘迎える’ために、どれほど精魂を傾けたかに関する後日談がハンナラ党では今も広く知られている。大統領選挙出馬を決心したイ大統領はキム会長を特別補佐官に任命しようとしたが、韓国放送社長を念頭に置いたキム会長は以後の政治的弱点になることを憂慮し「肩書なしで手伝う」という意向を明らかにしたという。しかし「10年ぶりの政権交替という大義を考えろ」というイ大統領側の説得に結局特別補佐官を引き受けた。彼は以後、放送発展戦略室長として大統領選挙戦をリードし大統領当選者の言論補佐役を引き受けるなど乗勝長駆した。
彼は政府出帆以後、要職候補者として絶えず議論された。だが特別補佐官の履歴が決定的な瞬間の度に彼を困難に陥らせる鎖として作用した。
与党核心部がチョン・ヨンジュ前韓国放送社長を背任疑惑を着せて無理やり解任した当時、与圏ではキム・インギュ会長を‘後任社長第1順位’に挙げた。しかし‘ク・ボンホンYTN社長落下傘’論難に続き‘韓国放送掌握陰謀説’で言論界の反発が拡大し、彼は社長公募締め切り一日前に結局申請を撤回した。代わりにイ・ビョンスン氏が新社長に任命された。
だがキム会長は昨年10月に創立された韓国デジタルメディア産業協会初代会長として重用され、IPTV関連政策を主導した。昨年11月ソウル大同窓会報とのインタビューで「放送改革の第一順位がディレクター改革」として「韓国放送はディレクター300人を追い出しても何も問題ない」と話し論難を起こした。
キム会長は最近韓国放送イ・ビョンスン社長後任に再び浮上している。しかし大統領府行政官基金強要事件で再度の座礁危機を迎えた。国会文化体育観光放送通信委所属のハンナラ党のある議員は「イ・ビョンスン社長の後任有力者として議論されたが、今回の事件で再び水泡に帰する雰囲気」と話した。
シン・スングン記者skshin@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/380918.html 訳J.S