原文入力:2009-10-06午後10:14:35
検察, OCI本社 押収捜索
ハン・スンス前総理の子息も調査中
ソク・ジンファン記者
ソウル中央地検金融租税調査1部(部長 チョン・ヒョンジュン)は6日キム・ジェホ(45)東亜日報社社長などが未公開情報を利用したOCI(旧 東洋製鉄化学)株式売買で50億ウォン台の相場差益を得たという疑惑と関連し、ソウル,小公洞のOCI本社を押収捜索した。
検察はこの日の押収捜索を通じ、OCI内部で未公開情報を取り扱った幹部らの電子メール記録と主要意志決定過程などを記録した内部文書などを確保し株式相場に影響を及ぼす情報が事前に外部に流出されたか否かなどを調べていると分かった。
先立って金融監督院は昨年末からキム社長と東亜日報社幹部らがOCIの未公開情報を利用し株式を取引した端緒をとらえ調査を行い、去る6月末には金融委員会を通じ捜査を依頼し関連資料を検察に渡した。以後、検察は7月に金融監督院調査実務者らを呼び基礎調査などを進め、今回の押収捜索は去る8月の検察内部人事後に捜査チームを整備し本格的に調査に着手したことを知らせる‘信号弾’と解説される。
検察はこれと共にイ・スヨンOCI会長(韓国経営者総協会会長)の長男であるイ・ウヒョンOCI事業総括副社長とイ会長の姪婿にあたるハン・スンス前国務総理の子息夫妻が未公開情報を利用し評価差益を得たという疑惑も調査していると知られた。財界ではOCIの株価が急騰した時期に最大株主が自身が保有する株式をしばらく貸し返してもらう貸借取引過程を巡って追加疑惑がふくらんだ状態であり、検察がこの部分を調査するかについても関心が集まっている。
ソク・ジンファン記者soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S