原文入力:2009-10-06午前02:17:17
金委員長・温家宝 友好誇示
代表公演観覧‘文化外交’展開
パク・ミンヒ記者,イ・ヨンイン記者
←金正日北韓国防委員長が去る4日、北韓を訪問した温家宝中国総理とともに平壌大劇場でピパダ(血の海)歌劇団が改作した中国歌劇<紅楼夢>を観覧した。写真は金正日委員長と温家宝総理が一緒に観覧席に入り互いに席を譲り合っている姿だ。 <朝鮮中央テレビ>撮影連合
金正日北韓国国防委員長と温家宝中国総理が両国が代表的に掲げる公演を一緒に観て修交60周年を迎えた北韓-中国友好を誇示する‘文化外交’を展開した。金正日委員長が北韓を訪問した外国の高位要人と2日連続で公演を一緒に観るのは異例的だ。それだけ対内外的に友好を誇示するという意図と読まれる。
キム委員長は温総理を平壌の順安空港に出迎えた4日夜、中国の歌劇<紅楼夢>を温総理と鑑賞し、5日夜には揃って北韓のマスゲームと芸術公演<アリラン>を観覧した。
2人の指導者が平壌大劇場で観覧した<紅楼夢>は中国古典で、北韓-中国友好を象徴する芸術作品だ。北韓は1960年代に金日成主席の提案で中国の4大古典小説の<紅楼夢>を歌劇に作り、2008年には金正日国防委員長がこれを再度手入れするよう指示し、北韓-中国修交60周年と‘北韓-中国友好の年’に合わせて今回また舞台に上げた。金正日国防委員長が直接演出者に意見を出しリハーサルを何度も観て誠を尽くしたものと知られた。公演が終わった後、温家宝総理をはじめとして中国訪問団は大きな拍手を送った。
また金委員長は5日夜、温家宝総理と並んで座り<アリラン>を観覧し話を交わした。マスゲームと芸術公演<アリラン>は公演出演者などだけで延べ人数10万人に達する。金委員長は<アリラン>を‘21世紀を代表する模範作品’であり‘先軍時代を象徴する革命的大作’と規定した経緯がある。2002年4月初公演以後、これまで延べ人数1000万人余りが観覧したと知られた。
内容は公演時期により多少変化があるが、故金日成主席の抗日闘争をはじめとして平和と統一,強盛大国を熱望する内容などで構成されている。2005年10月胡錦濤中国国家主席,2007年10月盧武鉉当時大統領が平壌で<アリラン>を観覧したことがある。
温家宝総理は5日北韓のために犠牲となった中国兵士たちが埋められている平安南道,桧倉郡の中国人民支援軍烈士墓を訪ね北韓-中国が共に戦った過去を蘇らせた。温総理は韓国戦争に参戦して亡くなり北韓の大地に埋められた毛沢東の長男,毛岸英の墓に参り「祖国の人民を代表してきました。祖国は強くなり、人民は幸せになりました。安らかにお眠り下さい」と話した。
北京/パク・ミンヒ特派員,イ・ヨンイン記者yyi@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/380327.html 訳J.S