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人権委 揺さぶる 人権委員長

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/380353.html

原文入力:2009-10-06午前09:06:16
ヒョン・ビョンチョル委員長, 行政安全部要求受け入れ職員退出
“臨時委開き解明”要求は黙殺…独立性き損

パク・スジン記者

ヒョン・ビョンチョル国家人権委員会委員長が政府の職員解任要求をそのまま受け入れ、内部人権委員たちの反発を買っている。特に、常任委員たちがその経緯を問い質そうと‘臨時全院委員会’開催を要求したが、ヒョン委員長がこれを拒否したことが確認された。

人権委関係者は5日<ハンギョレ>に「先月30日、秋夕連休を控えて突然イ・某課長に対する待機発令人事措置が発令された後、常任委員3人が人権委運営規則により臨時全院委員会の招集を要求したがヒョン委員長はこれを拒否した」と話した。

6日付で解任されるイ・某課長は去る8月、行政安全部が‘不適切な人物’として是正を要求し先月30日突然に待機発令を受けた。この過程でヒョン委員長が人権委員などの検討を経ず独自に行政安全部の要求を受け入れる決定を下し、内部から‘委員長が人権委の独立性を自ら傷つけている’という批判が大きかったと伝えられた。

匿名を要求したある人権委員は「人事権は委員長にあるが。今回の人事は人権委の独立性と直結する問題であり委員長の裁量にだけまかせられる問題ではない」として「こういう理由で常任委員らが委員長の立場を聞き慎重に決めようとの趣旨で全院委員会の開催を要求したが委員長が合理的理由もなしにこれを拒否した」と話した。また他の人権委員も「委員長が全院委員会の開催要求を拒否する権利はないと考える」とし「結局、委員長の解明ひとつすら聞くことができずに政府の意により私たちの職員が解任される事態が起こった」と話した。

このように6日に開くことにした臨時全院委員会が失敗に終わったことにより、一部人権委員らはこの日午前臨時に‘人権委員懇談会’を開きヒョン委員長に対する対応方案などを議論する予定だ。

ヒョン委員長に対する外部批判も提起された。‘人権委独立性守護のための法学教授会’のチョン・テウク仁荷大法学専門大学院教授はこの日、ソウル,中区,武橋洞道の人権委前で「人権委の独立性を無視するヒョン委員長は辞退せよ」として1人示威を行った。チョン教授は「人権委は他の国家機関からの独立性が最も重要な要件」として「ヒョン委員長が自ら‘独立機構’という人権委の地位を否定している」と批判した。

一方、人権委ではこの課長の他にも同日ナ・ヨンヒ人権教育局長など局長級幹部1人とチーム長クラス幹部4人(特別職公務員)が去る予定だ。これら5人は去る4月、行安部の‘人材21%縮小方案’により働き口を失った44人の中の一部で、この間6ヶ月の猶予期間を得て人権委で勤めてきた。これに先立ち人権委はこれらの人材縮小方案に対して行安部を相手に憲法裁判所に権限争議審判を請求した状態だ。

パク・スジン記者jin21@hani.co.kr

原文: 訳J.S