原文入力:2009-10-04午後08:10:41
“責任感じる”として“政府が解決に乗り出すことは難しい”
惨事遺族たち 合意 切実“むなしい訪問にならないことを”
イ・ギョンミ記者,ソン・チェギョン化記者
←チョン・ウンチャン国務総理が秋夕の3日午前、龍山惨事現場を訪問し遺族たちを慰めている。 (ソウル=聯合ニュース)
チョン・ウンチャン国務総理が就任4日目‘龍山惨事’現場を訪問したことを契機に龍山問題解決の糸口が見つかるという期待感が高まっている。だが核心争点である撤去民たちの生計対策を巡ってソウル市が否定的な態度を示しており陣痛が予想される。
‘龍山惨事汎国民対策委員会’(汎国民対策委)のパク・ネグン共同執行委員長は4日「政府の謝罪や犠牲者葬儀費用問題はある程度合意が進展しているが、臨時商店準備対策はまだ立場の差を狭められずにいる」として「遺族と汎国民対策委はチョン総理の訪問でこの問題の解決の通路が開かれることを期待する」と話した。汎国民対策委は去る3日、チョン総理が立ち寄った後「総理室との協議を通じ惨事解決および葬儀のために最善を尽くす」という公式論評した。
これに先立ちチョン総理は3日午前、ソウル,龍山区,漢江路2街の惨事現場を訪問し焼香所に弔問し遺族たちと30分余り話を交わした。
この席でチョン総理は「龍山事故は善し悪しを問い詰める前に二度と起きてはならない真に不幸な事態」として「250日を越えようとしても葬儀すら行うことができないことに対し自然人として、公職者として重大な責任を感じる」と話した。
チョン総理の現場訪問以前に遺族らとソウル市は水面下交渉を通じ葬儀費用と死亡者慰労金は組合で負担し、汎国民対策委が要求する政府の公式謝罪はお互いの立場を尊重する線まで調整したという。
しかしチョン総理の訪問以後にも核心争点である‘生計対策’問題は見解の違いが狭まっていない。汎国民対策委は5人が犠牲になり、250日を超えて引きずってきた懸案であるため、遺族と残留中の龍山4区域23世帯に再開発以後にもこの地域で一定期間商売ができるように‘賃貸店舗’を求め要求している。
反面、ソウル市はチョン総理の訪問にもかかわらず‘変わることはない’という立場だ。キム・ヨンゴル ソウル市均衡発展本部長は「チョン総理が残念に思う心で龍山遺族を訪ねて行ったこと」としつつも「臨時店舗の設置は受け入れられない」と一蹴した。彼は「‘龍山’を契機に再開発地域すべてに臨時店舗を作ることになれば市民の税金が年間に数十兆はかかる」として「法的にも不可能」と話した。
チョン総理がこういう状況で‘決定的役割’を果たすことが出来るかは不透明だ。チョン総理はひとまず時間を稼ぐような態度を見せている。彼は龍山現場訪問の時にも「中央政府が事態解決の主体として直接乗り出すことは難しい懸案」と話した。彼は代わりに「地方政府(ソウル市)をはじめとする当事者らの間に円満な対話がなされるように最善を尽くす」という話で余地を残した。
イ・ギョンミ,ソンチェ・ギョンファ記者kmlee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/380066.html 訳J.S