原文入力:2009-09-22午後07:34:17
憲法裁判所 ‘代理投票’ 動画検証
証拠物自体 問題視も
キム・ナムイル記者
←22日国会本会議場でハンナラ党議員らが電子投票をしている。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr
“代理投票の明白な証拠だ。” “モニターを指しているだけでタッチをしたのではない。”
言論関連法強行処理に対する憲法裁判所(憲裁)の動画検証が行われた22日午後、憲法裁判所会議室スクリーンでは2ヶ月前の国会本会議場で起きた修羅場がそのままに再演された。同じスクリーンを見ながらも野党側は否応ない代理投票の証拠とし声を高め、キム・ヒョンオ国会議長と与党代理人らは壁時計が示す時間が誤っていると主張し青筋をたてた。
画面では真っ赤な円で表示されたハンナラ党ペ・ウンヒ,イ・ファス,チョン・オギム,ソン・ユンファン,ヨ・サンギュ議員が同僚議員らの席の電子投票用モニターに腕をのばす場面が捉えられた。権限争議審判請求人の野4党代理人らは「新聞法修正案処理当時、無権(代理)投票の証拠」と主張した。
国会議長とハンナラ党代理人らは ‘完全潔白’ を主張するよりは、動画画質を問題にして ‘立証不可能’ に重きをのせた。これらは「腕がモニターに行ったことはその通りだが、押すことはなかった」,「投票する場面でないと言うのではなく(画面だけでは)どんな行為なのか確定できないということ」という主張を展開した。
画面の中の壁時計が正確かも争点になった。大型壁時計が午後3時49分を示している時、同じ場面に登場したイ・サチョル ハンナラ党議員は議長席の下で民主党議員らともみ合っていた。請求人側の代理人団は「電子投票記録にイ議員が投票したこととなっている‘15時49分57秒’に彼は議長席の下にいた。他の人がモニターをタッチしたと推定される」と主張した。だが与党側は「壁時計が正確でない」と反論した。
検証を主宰したソン・トゥファン裁判官と両側代理人はレーザーポインタを使い議員らがタッチスクリーンに手をのばす場面をつくづくと見ていた。後ろ姿だけ見えたり、他の人々にさえぎられた議員の身元確認にも多くの時間がかかった。ハンナラ党代理人は画面が変わる度に ‘公式’ 事件当事者である国会議長代理人より一生懸命に解釈を付けた。これに対しソン裁判官は「画面の中の客観的事実が確認されたといってもそれがどんな意味を持つかは他の証拠と合わせて裁判官が判断することなので、あまり不安に思うな」とも話した。
憲法裁判所は来る29日、最後の公開弁論を開いた後、来月29日に言論関連法強行処理の違憲可否を決めると発表された。
キム・ナムイル記者namfic@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/378101.html 訳J.S