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“性労働者, 犯罪者に追いやれば暴力・搾取 更に深刻化”

原文入力:2009-09-21午後10:32:02
性売買法5周年討論会“正当な労働権 保障しなければ”

キム・ミンギョン記者,キム・テヒョン記者

←‘性労働者の権利支援と性労働非犯罪化’を主題に21日午後、ソウル,中区,武橋洞道の国家人権委員会で開かれた討論会で‘性労働者支援活動準備会’のムン・ウンミ活動家が‘韓国性労働者運動5周年に対する評価と展望’という主題発表をしている。 キム・テヒョン記者xogud555@hani.co.kr

来る23日に性売買特別法施行5周年を控え、‘性労働者の権利保障’を要求する声が出てきて注目を集めている。警察の取り締まりは続いているが、‘性労働’という話題は相変らず現在進行形であるわけだ。

‘性労働者権利支援活動のための準備会’は21日ソウル,中区,武橋洞道の国家人権委員会人権教育センターで‘性労働者の権利支援と性労働非犯罪化のための討論会’を開き、「性労働を犯罪と見ている現行性売買特別法を廃止し、性労働者らが労働者・人間として持つ権利を保障しなければならない」と主張した。準備会には性労働問題を扱う学者と女性運動活動家らが参加している。

討論会参加者らは‘性労働の非犯罪化’を人権保障の近道だと主張した。ムン・ウンミ活動家は発表者として立ち「性労働が不法化されればさらに多くの暴力と搾取が発生し、性労働者らはより深刻な苦境に陥る」とし「性売買を犯罪と見ない時、初めて性労働者らが被っている困難を減らすことが出来るだろう」と話した。

オ・ギムスク活動家も「現行の性売買特別法は性労働者を‘被害者’と規定している」として「性労働者は自身の労働で生計をつなぐ人であるため労働者としての権利が保障されなければならない」と主張した。

‘性労働者の権利’主張は去る5年間続いてきた。2004年9月性売買女性など500人余りの生計保障デモを皮切りに、2005年9月には性売買女性らで構成された法外労組‘民主性労働者連帯’(民性労連)もスタートした。去る17日性売買女性の集い‘ある場所女従事者連盟’の会員40人余りはソウル江南区,奉恩寺前で帽子とマスクで顔を隠し性売買特別法廃止を要求する集会も開いた。ムン・ウンミ活動家は「取り締まりと再開発,社会的烙印のために性労働者の活動は5年前よりさらに萎縮したのが実態」と話した。

一方、この日の討論会には台湾で活動中の性労働者後援者組合(COSWAS)のリウィチン活動家も参加し、去る11年間‘性労働者非犯罪化デモ’等の活動経験を紹介した。リウィチンは「性売買は堕落ではなく生存の問題なので、彼らの権利と労働条件が積極的に保障されなければならない」と話した。台湾は2001年公娼制度を廃止した後、性売買を全面禁止している。

キム・ミンギョン記者salmat@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/377961.html 訳J.S