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公務員労組 ‘統合’ 投票…政府 “投票督励すれば懲戒”

原文入力:2009-09-21午後08:20:30
民主労働党 ‘民労総加入不適切 発言’ ハン・スンス総理 告発
ハンナラ “政治的中立違反”…民労総 “不当労働行為”

イ・ワン記者,イ・ジョンエ記者,パク・ジョンシク記者

←民主労総イム・ソンギュ委員長(右側2番目)と産別連盟代表者らが21日午前、ソウル,永登浦区の民主労総で記者会見を行い ‘3ヶ公務員労組の統合と民主労総加入のための組合員総投票’ に対する政府の妨害行為中断を要求している。 パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

公務員3ヶ労組が統合と民主労総加入のために組合員総投票を実施し、政府が投票督励などに対して重い懲戒と告発方針を明らかにするなど波紋を呼んでいる。政府側では投票過程での不法行為に対してのみ問題視すると明らかにしたが、民主労働党は民主労総加入が不適切だと発言したハン・スンス国務総理を ‘労働組合および労働関係調整法’ 違反疑惑でソウル中央地検に告発した。

全国公務員労働組合(全公務員労組),民主公務員労働組合(民公労),裁判所公務員労働組合(法院労組)等3ヶ公務員労組は3労組統合と上級団体の民主労総加入のために21日朝8時から全国市・郡・区支部別に設置された投票所で一斉に投票を始めた。投票は22日夕方7時に締め切られる。今回の投票の結果、投票した労組員の3分の2が3労組統合に賛成すれば11万5千人余りから構成される巨大公務員労組が誕生する。

また投票した労組員の半分以上が賛成すれば民主労総加入も決定される。この場合、民主労総に加入した全公務員労組の他に民公労と裁判所労組員6万7千人余りが民主労総組合員に追加される。3公務員労組の統合規模は民主労総内で金属労組(14万7千人余り),公共労組(14万2千人余り)に次ぐ。

行政安全部は3労組の投票が始まるや緊急対策会議を開き、投票過程で不法行為を行った公務員を全て重懲戒し検察・警察に告発すると明らかにした。政府が明らかにした不法行為は△勤務時間内投票△投票を促すこと△代理投票△指定された投票所以外での投票所運営などだ。特に政府は公務員労組が民主労総に加入し連帯活動を行えば団体行動と政治活動を禁止した公務員法に違反しうると警告することもした。

←全国公務員労組と民主公務員労組,裁判所公務員労組など3ヶ公務員労組の統合と民主労総加入可否を問う賛否投票が始まった21日午後、ソウル,龍山区庁で公務員たちが投票をしている。今回の投票は22日に締め切られる。 パク・ジョンシク記者

アン・サンス ハンナラ党院内代表もこの日、最高委員会議で「公務員労組が統合され民主労総に加入すれば約12万人の巨大公務員労組が民主労総と共にすることになる」として「公務員たちは政治的中立を要求する法を守り、公僕の姿勢に戻りなさい」と要求した。

これに対し民主労総はこの日記者会見を行い「政府の投票妨害および支配介入不当労働行為はイ・ミョンバク政府の民主労組運動に対する宣戦布告」として「国際労働団体と共同対応するだろう」と明らかにした。民主労総法律院のクォン・トソプ弁護士は「政府の対応は組合員らの積極的投票参加を妨害する行為であり、労組の自律的意志決定権を侵害した」と話した。

カン・キガプ代表など民主労働党指導部もこの日記者会見を行い、「政権の侍女から国民の公務員に新たに出るための公務員労働者らの活動を弾圧するのは国民に対する弾圧」と主張した。民主労働党は‘公務員労組の民主労総加入は不適切だ’と話したハン・スンス国務総理とイ・ダルゴン行政安全部長官など関連者全員に対する厳重な懲戒を要求しハン総理を労働組合および労働関係調整法違反疑惑でソウル中央地検に告発した。

一方、労働部は去る18日全公務員労組に首席副委員長など幹部として仕事をする解職者6人を組合から除名しなければ公務員労組法に基づく労組として認定しないという内容を盛り込んだ是正命令を送ったと21日明らかにした。チョン・ヨンチョン全公務員労組スポークスマンは「解職者6人は現在労組活動をしていない」として「投票を控えて労組を圧迫するための政府の行動」と話した。

キム・ギョンウク,イ・ワン,イ・ジョンエ記者dash@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/377895.html 訳J.S