原文入力:2009-09-21午前12:31:13
車道と区分がなかったり曖昧…自動車 侵犯
事故が多い交差点では切れて却って‘危険’
ソンチェ・ギョンファ記者,パク・イムグン記者
←ソウル,東大門区,踏十里洞,千戸大路区間自転車専用道路に車両とバイクが走っている。 ソンチェ・ギョンファ記者
「自転車専用道路を走っていてタクシーに轢かれるところでした。これを自転車のための道路だと言えるんですか?」自転車出退勤族のヤン・デシン(39)氏は去る5日、ソウル,東大門区,千戸大路区間を通り自転車道路を侵し右折をしようとしていたタクシーと危うくぶつかるところだった。ヤン氏がとても驚きタクシー運転手に抗議したところ、タクシー運転手が反対に悪口を言い、結局警察を呼んでしまった。しかし申告を受け出動した警察は「まだ自転車専用道路侵犯に対する取り締まり指針が降りてきていない」としてタクシーをそのまま行かせた。
千戸大路は現在車道を減らす方式で自転車専用道路を作っている。全体区間の70%程度で車線を描き境界石の設置作業を終えた。すでに一部自転車族らがこの道路を利用している。しかし車道と自転車道路の間の境界石の高さが3㎝程度しかなく、車両が自転車道路を侵し走る場合が多い。ソウル市は「千戸大路自転車道路はまだ完工していない」と明らかにした。しかし、自転車専用道路と表示されたところで、自転車族が専用道路を利用して走るのは当然だ。やはり自転車専用道路が造成中である景福宮外郭やヨンシンネ駅~鷹岩駅区間でも分離帯がなかったり不十分であり、こういう危険な状況が多く見られる。
ソウルばかりでなく全国各地で自転車道路が作られているが、これに対する経験や研究が不足しており、相変らず多くの問題を抱えている。全州市の政策を点検する民間団体である‘全州議題21推進協議会’が去る5月に調査した資料によれば、全州市内自転車道路291kmで169件の改善事項が指摘された。主に議論された内容は路面状態不良,自転車道路に駐車している車両などだった。
分離帯がある区間でも危険なのは同じだ。キム・ジフ‘自転車で出退勤する人々’(ネイバーカフェ)運営者は「蘆原区,水落山駅から上渓1洞区間に建設された自転車道路の分離帯の高さが1m程度であり、ハンドル高さとほぼ同じであり追い越す時に自転車と分離帯がぶつかる場合があり、境界石の高さが曖昧でペダルが度々引っかかる」として「自転車道路を施工する際に自転車を利用する人々の意見や話を聞いていればこういう不便はなかっただろう」と指摘した。
自転車事故が最も多く起きる交差点にも相変らず危険要素が多い。ソウル市とソウル地方警察庁が去る5月に発刊した‘自転車道路設置指針’には「視認性を高め自転車利用者の安全を確保するために必要だと認められる交差路出入り口などには舗装色を変えることができる」とされている。しかし、現在造成されたり造成中の大部分の自転車道路は走行道路では路面の色を別にしているものの、交差点区間では路面色が消えてしまう。
イ・ジオン ソウル環境運動連合緑色政策局幹事は「現行道路交通法16条1項によれば、車道での通行優先順位が緊急自動車,自動車,原動機付自転車,その他車馬(自転車含む)とされており、走行時や交差点で自転車安全が脅威を受けるほかはない」として「先進国のように道路では車両運転者が弱者の自転車運転者に譲歩するようにすることが安全のために望ましい」と話した。
ソンチェ・ギョンファ,パク・イムグン記者khsong@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/377714.html 訳J.S