原文入力:2009-09-20午後08:24:19
総理候補 21~22日 人事聴聞会
脱税・偽装転入・兵役・ダウン契約書・論文重複掲載など論難
民主党 “道徳性欠陥深刻”…与党 一部 “世宗市 原案どおり”
チェ・ヘジョン記者
←チョン・ウンチャン総理候補者が去る4日ソウル,世宗路,政府中央庁舎でハン・スンス総理に会った後 ‘人事聴聞対応計画’という題名のファイルを持ったまま庁舎を出ている。 イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr
21~22日に予定されたチョン・ウンチャン国務総理候補者人事聴聞会が政局の ‘雷管’ に浮上している。民主党はチョン候補者が偽装転入や論文二重掲載,所得税脱漏,兵役忌避疑惑など道徳性欠陥の‘完結版’として意気込んでいる。またチョン候補者の‘世宗市修正発言’は野党圏はもちろん与党の中でも反発気流が形成されており、承認可否を巡り緊張感が高まっている。
■所得税脱漏・偽装転入
キム・ジョンニュル民主党議員は20日記者会見を行い、チョン候補者の所得税追加脱漏疑惑を提起した。「チョン候補者が2004年から2008年までの5年間、1億5097万ウォンの印税収入を上げたのに総合所得税を申告する際に印税収入を所得として申告しなかった」として数千万ウォン台の総合所得税を脱漏したと主張した。チョン候補者はすでにソウル大総長時期、7985万ウォンの印税収入を申告しなかったという疑惑を受けている。また‘イエス24’の顧問を歴任し2007~2008年までの所得6000万ウォン余りに対し合算所得申告を漏らしたという疑惑、イエス24の顧問を兼職し9500万ウォン余りの給与を受けたことについても大学の許可を経ておらず公務員法に違反したという批判が出ている。
不動産問題も論議の的だ。チョン候補者は現在暮らしているソウル,方背洞のアパートを買う時、実取引価額(9億9500万ウォン)よりはるかに低い価格(1億4000万ウォン)の‘ダウン契約書’を作成し数千万ウォン台の税金を脱漏したという疑惑を受けている。チョン候補者の夫人が1988年2月、住所地を京畿,抱川に移したことも偽装転入論難を産んでいる。
■兵役忌避・論文重複掲載
野党はチョン候補者が ‘父先亡独子’(父親と早く死別した一人息子)という理由で徴兵検査を延期したのに続き、高齢を理由に兵役の免除を受けたことについて ‘故意的兵役忌避’ 疑惑を提起している。民主党はチョン候補者が1970年に米国,マイアミ大学に提出した入学許可申請書に「兵役の免除を受けた」と記載したことについて「兵役忌避のための虚偽記載」として集中追及するという方針だ。論文重複掲載疑惑も論議の的だ。チェ・ジェソン民主党議員はこの日報道資料を出し「国内外で発表された論文中、計23編が重複掲載疑惑を買っている」として「韓国経済および国際通貨基金(IMF)関連主題を扱った論文の場合、計13編が二重掲載および多重掲載,かけはぎで互いに絡まり混じりあっている」と主張した。
■世宗市修正主張
世宗市はチョン候補者承認に直接影響を及ぼす核心議題に浮上した。チョン候補者は総理指名直後「原案より修正案で行くべきでないかと考える」として論議を触発した。続いて、国会に提出した書面答弁書では「行政非効率などの問題があると考える」として、修正所信をより一層具体化した。これに対し民主党と自由先進党は承認表決と連係方針を明らかにしチョン候補者の確答を要求している。
与党の中からも批判が提起された。ナム・ギョンピル ハンナラ党議員はこの日「長時間にわたる討論と合意を経て通過された懸案を、明白な根拠もなしに中身を除いて大幅修正するのは‘民主主義の原則’を破壊すること」として「世宗市建設を地域間利害関係や行政の効率性問題で眺めてはならない」と主張した。パク・クネ前代表も去る7月「約束を忠実に守ってこそ政府と国民の信頼ができる」として世宗市原案推進を強調し、チョン候補者の‘世宗市修正発言’が出てきた直後にも「すでに立場を明らかにしてある」として原案固守姿勢を明確にしている。
チェ・ヘジョン記者idun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/377703.html 訳J.S