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“旧機務司令部 ソウル館, リモデリング 不適切”

原文入力:2009-09-17午後06:47:03
国立現代美術館 ペ・スンフン館長
“既存建物では消化できず新築を…
国軍病院移転, 大統領信じる”

イム・ジョンオブ記者

←ペ・スンフン国立現代美術館館長

“現在建物は古く天井が低く美術館として不適切です。だから新築しようということでしょう。それがペ・スンフンの色といえば色だろう。”ペ・スンフン国立現代美術館館長が最近<ハンギョレ>との単独インタビューでソウル別館が入るソウル,昭格洞の旧機務司令部本館建物に対して確固たる見解を打ち明けた。リサイクルまたは改築ではうまくいかないということだ。

“付属施設の事務室としては使えるかも知れません。だが、前面の主要な位置にある建物を事務室として使うことはできないでしょう。だから新しく建てようということです。本館に保存価値があるかということについては調べてみる必要があります。これまで知られている通り、国内近代建築設計の先駆者であるパク・ギリョン(1898~1943)の作品か否かも疑問です。ファサード(建物前面)も本来の写真と比較すると後日にだいぶ変わっているものと見えます。本館建物中でリサイクル可能性があるのはレンガ程度です。だが70~80年経ったものを建築材として使うことは無理でしょう。”

ソウル館はどうせ新しく建てるならば、外国からもわざわざ見にくる程に素敵なランドマークにしなければならないと話した。

“ファサードだけを生かすこともできます。どうせ高度制限区域なので最大16mまでしか作れません。現在のフロア高が14mなのでファサードを生かして後方に広く席を占めれば良いのです。幅も現在170mですが、幅180mのパリ ポンピドゥー現代美術館に劣らないように作ることができます。問題は旧機務司令部内の国軍病院です。”

彼は‘代案がなく病院をそのまま置くことにする’という文化観光体育部と国防部間の合意内容を肯定的に解釈した。探せば代案はいくらでもあるということ。「ソウル,三清洞の総理公館を他のところに移し、その場所に病院を置けば済みます。大統領府と至近距離にあり、現総理公館が外相公館より狭いので別に広く作っていくことを考えてみる価値はあります。」

現在新入社員教育場などとして使われている三清洞金融研修院も病院候補地に挙げた。その程度なら郊外に置いても関係ないのではないかということ。付近一帯が人口が密集しているにも拘らず病院はソウル大病院しかなく、この際適当なところに応急室専門医を置いた総合病院を新しく建てるのも良いことだとした。

“今、国軍病院をそのまま置くのは美術館にも病院にも良くありません。重ね重ね後悔するでしょう。大統領も常識ある方であり、その方の判断を信じます。”

ペ館長は美術館法人化に対する外部の憂慮を一蹴した。「長官が予算拡大を約束しており、ソウル館新設で人材縮小問題もなく入場収入比重が予算の5%以内なので人気中心展示に変わる心配もない」という見解だった。だが彼の任期後までこういう状況が持続するかは疑問に残った。彼は学芸士の待遇を改善し寄付金を受け取ることができる条件に変わると言いつつ法人化の肯定的側面を強調した。
イム・ジョンオブ選任記者blitz@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/377317.html 訳J.S