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一斉試験で中間考査 代替?

原文入力:2009-09-18午前07:10:50
教科部 “学校成績に反映禁止”
教育庁 “学校自律で判断すること”

チョン・ミニョン記者

←全国高等学校1,2学年を対象にする全国連合学力評価が実施された17日午前、ソウル,汝矣島洞,汝矣島女子高の生徒たちが1時間目の言語領域問題を解いている。修能と同じ形態で問題が出題される今回の試験には全国16市道の1,953ヶ学校に在学する120万 3千人余りの学生が参加した。キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

一線学校 点数上げ 過熱

来月13日全国小6・中3・高1生徒たちを対象に行われる国家水準学業達成度評価(一斉試験)を控え‘成績引き上げ’競争が過熱様相を見せ、一線学校で跛行事例が続出している。中間考査を最初から行わず学業達成度評価の成績で代替することにするかと思えば、学業達成度評価科目でない芸術体育授業を減らす学校まで出てきた。

17日仁川東部教育庁とこの地域の教師たちの話を総合すれば、東部教育庁所属中学校30ヶ所(新設学校4ヶ所除外)の中で学業達成度評価で中間考査成績に代えることに内部方針をたてたところはN中など最小9ヶ所であり、学業達成度評価結果を中間考査成績に部分反映することにしたところも3ヶ所あった。

N中教頭は「学校別学業達成度評価の成績が事実上公開されるため、学校としてはどうにか成績を引き上げるほかはない状況であり、教師たちもこれに共感し内部的に中間考査に代替する側に方針を定めた」として「生徒たちは学校の成績に反映されてこそ試験を積極的に受けるので、やむを得ずこういう決定を下した」と話した。彼は「仁川地域中学校の中で3分の2以上が(一斉試験成績を)中間考査に反映することにしたと理解している」と付け加えた。

仁川東部教育庁ホン・ホソク奨学官は「学業達成度評価を中間考査に反映するのかやめるのかは学校が自律的に決める事項」として「昨年は教育科学技術部が ‘成績に反映するな’ と指示したが、今年はそのような指針もなく何とも言いがたい」とした。だが教科部関係者は「学業達成度評価は中間考査と目的が明確に異なり、学校・地域間の過熱競争を防ぐために評価結果を中間考査に反映することは許さないということが教科部の一貫した立場」と明らかにした。

他の地域の状況も別段違わなかった。全国教職員労働組合忠北支部が集計した資料によれば清州のある小学校では芸術体育科目授業を大幅に減らす代わりに、国語・英語・数学の授業を集中配置し、忠州の別の小学校では学業達成度評価に備えるためにすべての学校行事を13日以後に延期した。

慶北,亀尾教育庁は先月25日一線学校に公文を送り「学業達成度評価結果により教師たちの勤務評定,成果給,海外研修などに優先権を付与する方針だ。試験に備え学校自らの模擬試験を実施し、学校別対応計画を提出しなさい」と要求した。江原,原州教育庁も学校に公文を送り、学級黒板に学業達成度評価 ‘Dデイ’ を毎日記録するように推奨し、奨学官らが一日一回以上自身が担当する学校の学習状況を点検するようにした。
オム・ミニョン全教組スポークスマンは「一斉試験が教育当局が主張するように生徒たちの学業水準を客観的に測定することに利用されるどころか、点数上げ競争を過熱させ教育過程の跛行運営を煽っている」と主張した。 チョン・ミニョン記者minyoung@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/377433.html 訳J.S