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大統領・財閥・教授が法の審判台に…“国政壟断”1審に終止符

登録:2018-04-06 22:09 修正:2018-04-07 08:07
チェ・スンシル拘束から1年5カ月“マラソン裁判” 
起訴された51人中49人が1審有罪 
キム・ギチュン、ウ・ビョンウら実刑…イ・ジェヨンは執行猶予で釈放
朴槿恵前大統領国政壟断事件1審判決日の6日午後、ソウル駅で市民たちが宣告裁判を生中継で見ている=パク・ジョンシク記者//ハンギョレ新聞社

 朴槿恵(パク・クネ)前大統領を最後に6日、国政壟断1審がついに終えられた。2016年11月、国政壟断の一つの軸であるチェ・スンシル氏が第1号として拘束起訴されてから1年5カ月間続いた、文字通り“マラソン裁判”だった。

 2016年9月「ミル・Kスポーツ財団強制募金」報道に触発された「国政壟断」疑惑は、検察と特検の捜査をたどりながら全貌が明らかになった。強制募金の他に「大統領府文書流出」、「サムスン・ロッテ・SKの賄賂」、「文化・芸術界ブラックリスト」、「梨花女子大入試・学事不正」、「不法診療」などの事件が弾け、裁判も同時多発で進行された。キム・ギチュン元大統領秘書室長と“ドアノブ3人組”(チョン・ホソン、アン・ボングン、イ・ジェマン)など「朴槿恵大統領府」の核心人物はもちろん、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長とロッテグループのシン・ドンビン(日本名:重光昭夫)会長など財閥総師、チェ氏の娘のチョン・ユラ氏のための「学事壟断」に介入した大学教授陣も大挙して裁判に付された。

 検察と特検が起訴した51人のうち、イ・ジェマン、アン・ボングン元大統領府秘書官を除いて、裁判所の判断が下された49人の被告人はほとんどが1審で有罪判決を受けた。「ポレカ強奪未遂」容疑で裁判に付されたキム・ホンタク元モスコス代表、国会国政壟断聴聞会に欠席した容疑で在宅起訴されたチュ・ミョンホ元国家情報院国益情報局長と朴前大統領の美容師チョン・メジュ氏らが1審で無罪判決を受けたが、検察が従わず控訴した。

 朴前大統領に433億ウォンの賄賂を供与した容疑で拘束起訴され、1審で懲役5年を宣告されたイ・ジェヨン副会長は、2月の控訴審で懲役2年6カ月、執行猶予4年を宣告され釈放された。控訴審裁判所は、賄賂の金額を36億ウォン余りに大幅に“割り引いて”論議の中心に立った。

ヒョン・ソウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/839475.html韓国語原文入力:2018-04-06 20:14
訳J.S