本文に移動

‘被告’ パク・ウォンスン弁護士が明らかにした また別の査察事例

原文入力:2009-09-17午後10:59:53
2009年4月,‘美しいコーヒー’ 売り場 開けないよう圧力
2009年5月,‘美しい店’ 後援者に理由尋ねる
国家情報院 介入日常化・構造化…非常識訴訟に苦悶

ホン・ソクチェ記者

←‘大韓民国’が与えた涙 国家情報院の市民団体査察疑惑を提起し原告‘大韓民国’から名誉毀損訴訟を受けたパク・ウォンスン希望製作所常任理事が17日午前ソウル,鍾路区,平倉洞の希望製作所で心境を明らかにしたが、途中で万感こみあげたように目じりを濡らした。パク弁護士はこの席で政府機関の民間団体査察疑惑事例を追加提起した。 イ・ジョングン記者root2@hani.co.kr

国家情報院の市民団体査察疑惑を提起し、国家から名誉毀損訴訟を受けたパク・ウォンスン(53)希望製作所常任理事が公開記者会見で具体的な査察事例を追加提起した。また彼は「国家情報院の不法査察を問題にしただけで国家情報院や国家の名誉を傷つけたことはない」と反論した。

パク理事は17日ソウル,鍾路区,平倉洞の希望製作所で記者会見を行い「ありもしないことを持って大韓民国最高権力機関中の一つである国家情報院を相手に虚偽陳述ができるか」として「国家情報院が民間人を査察しているというのは皆が知る事実」と主張した。

彼はこの席で‘真実はこのとおりです’という名前の14ページ資料を出し、政府機関が個人と民間団体を不法査察したと疑われる事例を追加で公開した。 パク理事は具体的な事例として△国家情報院職員がある財団の理事長を訪ね、自身に対して聞き込み行い△自身が理事として登載されたある財団に ‘お金をどれくらい受け取っているか’ として問い質し△自身が一企業の社外重役として活動した内訳を確認した事例などを挙げた。

またパク理事は自身が関与した‘美しい店’と‘美しいコーヒー’等の事業にも国家情報院が相次ぎ介入したという主張を提起した。彼は「今年4月国家情報院職員が美しいコーヒー売り場を開いたある大学の関係者を訪ねて行き、‘左派団体を後援した理由は何か’と尋ねたという話を聞いた」として「国家情報院職員らがあちこちで私に対して尋ねて回っているだけでなく、希望製作所事業が続々と取り消しになったり理由もなく延期になった」と話した。また彼は去る5月、美しい店がある自治団体と共同で開いた慈善バザー会の後にも似た事例が続いたと主張した。

パク理事はこの他にも△進歩指向団体らが政府支援対象から排除され△特定企業役職員に市民団体会員から脱退しろとの圧力がかかり△公共機関に‘民主社会のための弁護士会’(民主弁護士会)会員弁護士には事件を任せるなという指示が下ったという事例を挙げ「国家情報院の介入が日常化,構造化されている」とした。

パク理事は国家が自身を相手に出した訴訟と関連しては「原告‘大韓民国’から名誉毀損にともなう2億ウォンの損害賠償請求訴訟を受けた」として「国家が名誉毀損で国民に損賠訴訟を提起したことは我が国ではもちろん世界的にも前例がないだろう」と話した。

彼は「法理的に国家が民事訴訟の原告になることができるもかを争ってみる必要があると考える」としつつも「国民の合法的権利を否認したこういう非理性的な訴訟にどのように対応するかはもう少し検討してみる」と明らかにした。

先立って国家情報院は去る14日「パク理事が去る6月に十分な確認手続きなしに‘国家情報院が民間査察をした’という虚偽事実を主張し国家情報院と国家の名誉を傷つけた」として2億ウォンの損害賠償請求訴訟を起こした。

ホン・ソクチェ記者forchis@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/377323.html 訳J.S