原文入力:2009-09-16午後08:36:38
‘包括的パッケージ’内容伝達する模様
クォン・テホ記者,イ・ヨンイン記者
←ヒラリー・クリントン米国国務長官
米国政府は北-米対話で北韓が非核化の約束を履行すれば、対北インセンティブを北韓に提示する方針だと知らされた。
ヒラリー・クリントン(写真)米国国務長官は15日(現地時間)「北-米対話が開かれる場合、‘相応する代価’と‘インセンティブ’を北側にはっきり明確に伝達する」と明らかにした。
クリントン長官はこの日国務部でウルグアイ大統領との会談を終えた後、記者らと会い北-米対話に関して「スチーブン・ボズワス対北政策特別代表とソン・キム大使が(最近アジアを訪問した席で)北韓を会談のテーブルに復帰させる方案の一つとして可能な相応する代価とインセンティブが何かを北側に直接的に明らかに説明する方式も摸索することができるということで(他の会員国と)認識を共にした」と話した。
ひとまず、クリントン長官のこの日の発言は最近水面下で進行中の北-米対話の目的をより明確に明らかにしたものと見られる。キム・ヨンチョル ハンギョレ平和研究所所長は「去る7月中旬、カット キャンベル東アジア太平洋次官補が訪韓中に明らかにした‘包括的パッケージ’の具体的内容に対する検討がなされており、北-米対話が開かれれば包括的パッケージを提示するという意味と思われる」と話した。
これに伴いボズワス代表の北韓訪問がなされれば、北韓の6者会談復帰に焦点を合わせるものの、非核化に対する代価として北-米関係正常化,平和体制構築,国際社会の対北経済支援などのインセンティブをどのような方式と順序で提供するのかに関する米国側の立場が伝えられるものと予想される。
またクリントン長官の発言は夫のビル・クリントン前大統領の北韓訪問(8月4~5日)結果に対する米国側の対応と解釈することができる。金正日国防委員長が北韓側立場をクリントン前大統領に説明し、ボズワス代表の北韓訪問はこれに対する米国の答礼訪問の性格が強い。全般的には北核問題と関連して‘状況打開’より‘状況管理’に重点を置いた米国が、この間の‘善意の無視戦略’に替えて積極的外交を通じた状況打開に重心を移したことをより明確にしたことと解釈することもできる。
政府高位消息筋は16日記者らに会った席で、ボズワス代表の北韓訪問時期について「10月末から11月初めが想像可能な日程」と話した。
ワシントン/クォン・テホ特派員,イ・ヨンイン記者ho@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/377127.html 訳J.S