原文入力:2009-09-14午前01:48:48
肝疾患67才・78才 同日亡くなり…米国旅行 73才も
キム・ヤンジュン記者
‘新型インフルエンザA’に感染した60・70代の老人3人が週末に相次ぎ亡くなり、国内新型インフル関連死亡者数が7人に増えた。この3人は全て65才以上の高齢であることに加え、普段から慢性肝疾患などを病んでいて新型インフル高危険群に分類される。
保健福祉家族部中央インフルエンザ対策本部は13日、普段から肝硬変と高血圧を病んできた78才の男性と慢性肝疾患のある67才の男性が新型インフルに感染しこの日午後に亡くなったと明らかにした。
嶺南圏に住む78才の男性は去る8日、高熱と腹痛などで病院応急室を訪ねた後、抗生剤治療を受け12日から新型インフルとして確定診断を受けタミフル投与を始めたがこの日午後に敗血症で亡くなった。この男性は強度のアルコール中毒者だと確認されたと対策本部は明らかにした。対策本部はこの男性の新型インフル感染経路などを把握するため現在疫学調査を行っている。
首都圏の67才の男性は先月20日、咳などの症状を示し4日後に応急室を訪ね先月26日から抗ウイルス剤を投与されていたが症状が悪化しこの日午後肺炎など合併症で亡くなった。この男性は発病前に外国旅行したり新型インフル確定診断患者と接触したこともなく感染経路が把握されない地域社会感染と推定された。
先立って12日にも米国を旅行してきた73才の女性が新型インフル感染で亡くなった。普段から高血圧があったこの女性は先月10日間の米国旅行を終え23日に帰国した後、発熱・咳・痰などの症状が現れ、応急室を訪ね抗ウイルス剤治療を受けていたが翌日に呼吸困難を起こし集中治療室に入院した。引き続き一日後の25日新型インフルの確定診断を受け、肺炎などの症状が改善されず結局亡くなった。対策本部はこの老女が帰国する時から痰などの症状があった点に照らし肺炎がだいぶ進行した状態で入国した可能性が高いと推定した。早期治療機会を逃し死亡に至ることになった可能性もあるということだ。
対策本部関係者は「これら3人を含め現在までに新型インフルで亡くなった7人の内、6人が老人または慢性疾患を病んでいた高危険群」として「高危険群は初期治療が重要なので発熱・咳など新型インフル症状をあれば直ちに抗ウイルス剤投与などが必要だ」と話した。
対策本部は週末に亡くなった3人の内、67才男性と73才女性はこの間、死亡可能性が高いとみて鋭意注視した患者であり、新型インフル確定診断患者で脳死状態に陥った40代女性もやはり亡くなる可能性が高いと明らかにした。
一方、福祉部はこの日「新型インフル拡散に備え、治療拠点病院を追加指定することを検討したが現在の患者発生推移を見る時、全国455ヶ病院,8649病床で十分に耐えられると判断し増やさないことにした」と明らかにした。
キム・ヤンジュン医療専門記者himtrain@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/health/376454.html 訳J.S