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文大統領「北朝鮮が平昌五輪を妨害する可能性があるとは思わない」

登録:2017-12-22 21:20 修正:2017-12-23 07:52
インタビューで 
「北朝鮮の存在により不安を感じたり 
安全を侵害されたことはなかった… 
『平昌五輪の安全に米国が責任を負う』という 
トランプ大統領の確約も受けた」 
「国民を慰労し朝鮮半島の平和に寄与する 
治癒と平和の五輪にしたい」
文在寅大統領が19日午後、大統領専用の高速列車である「トレイン・ワン」内で米国の平昌冬季五輪主管放送局であるNBCとインタビューをしている/聯合ニュース

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「北朝鮮が平昌(ピョンチャン)冬季五輪を妨害する可能性があるとは思わない」と述べた。

 文大統領は19日、大統領専用列車内で行われた米国のNBC放送とのインタビューで、88ソウル五輪や2002ワールドカップの開催成功を例に「北朝鮮の存在によって不安に思ったり安全が侵害されたことはなかった。多くの国際競技に北朝鮮が参加して、応援団も韓国に来ることによって、南北間の和合と平和にむしろ寄与した」と話した。NBCは22日(現地時間)、ホームページに文大統領のインタビュー全文を上げた。

 文大統領は、平昌冬季五輪の意味に関して「去年の冬、深刻な政治的混乱(朴槿恵<パク・クネ>前大統領弾劾)のために大きな苦痛を受けた韓国国民を慰労する治癒の五輪であり、朝鮮半島の平和に寄与する平和の五輪になることを期待する」とし「平昌冬季五輪を通じて、朝鮮半島の平和に対する韓国国民の強い希望を世界の人々に届けたい」と話した。

 北朝鮮の五輪参加の可能性に関しては「国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)が説得と勧誘の努力をしていて、参加の可能性があると信じている。過去の例に見る時、北朝鮮が五輪に参加する意思を明確にするのは大詰めの段階だろう」として「IOCとIPCは北朝鮮が五輪に参加できるよう最善を尽くして説得するだろうし、韓国も忍耐力を持って待つだろう」と述べた。

 文大統領は「平昌五輪の安全のためにどのような措置を取っているか」という質問には「国連で史上最多の国が共同提案して五輪期間中休戦する決議案を通過させた。それだけでなく、韓国と米国は安全な五輪のために緊密に協調し協力することにした」として「トランプ大統領も本人が参加できない場合、高位代表団を送ることにしたし、習近平主席も本人が直接参加することを真剣に検討するとして、本人が参加できない場合にはやはり高位代表団を送ることを約束した」と答えた。文大統領は「トランプ大統領から平昌五輪の安全な開催のために最善を尽くし協力するという約束を受けているし、さらに強く平昌冬季五輪の安全に米国が責任を負うという確約まで受けた」と話した。

 「具体的に(冬季五輪種目の中で)どんな種目が一番好きか」という質問には「すべての種目が好きだ」としながら「特にかつてキム・ヨナ選手が活躍したフィギュア種目、また韓国の選手たちが強いショートトラックやスピードスケートも全部好きだ」と答えた。

ソン・ヨンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/824701.html韓国語原文入力:2017-12-22 14:00
訳J.S

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